「Golf R Variant」でロングドライブに出かけました。高速燃費は期待以上!?

画像1: 【燃費調査】Golf R Variantは理想のグランドツアラーか!?

今回借り出したのは、「Golf R Variant」のなかで、19インチ鍛造アルミホイールの“Warmenau(ヴァルメナウ)”やDCC、R専用電動ナパレザーシートが装着される「Golf Variant R Advance」。お値段は標準の「Golf Variant R」に比べて45万円アップの757万9000円。気がつけば、日本で販売中のフォルクスワーゲン車で最も高価なモデルになっていました!

パワートレインやコックピットのデザインなどは、以前試乗したハッチバックの「Golf R Advance」と共通ということで、そのあたりは上の記事をご覧いただくとして、今回は週末に東京と三重県を往復しました。

ハッチバックと異なるのは後席や荷室です。後席は、ハッチバックよりもホイールベースが50mm長いおかげでスペースがさらに広がり、余裕で脚が組めるほどです。

一方、荷室は後席を使用する状態でも100cm強の奥行きがあり、さらに後席を倒せば160cmを超える広さに拡大。ラゲッジスペースのレバーを操作するだけで簡単に後席を倒すことができるのも便利です。フロアは2段階で高さの調整が可能で、フロアボードを上の段に設置すれば、リヤの開口部とラゲッジのフロアの段差がなくなり、荷物の積み下ろしが楽に。また、この状態で後席を倒せばフラットなフロアが現れるので、大きな荷物を積むのに適しています。

通常のGolf Variantでは荷室の床下にスペアタイヤが収納されますが、Golf R Variantではそれがなく、かわりにパンク修理キットが搭載されます。そのぶん、収納に使えるのはうれしいですが、個人的にはスペアタイヤがほしい。

走りやハンドリングについては、ほぼGolf R Advanceの試乗記で触れているとおりです。ハッチバックよりもホイールベースが長いため、そのぶん乗り心地が向上し、走行時の挙動もさらに落ち着きを見せるのがうれしいところです。おかげで、ほぼ高速を使った移動は快適そのもの! さらに、4WDの4MOTIONを採用するGolf R Variantは直進安定性も優れる一方、高速コーナーを駆け抜ける際の“オンザレール”感覚がドライブを楽しくさせます。

そして個人的に気に入っているので、後方視界の良さです。ハッチバックはGolfの特徴である太いCピラーのために斜め後方が見にくいのですが、Variantはリヤピラーが細く、リヤクォーターウインドーがあるおかげで斜め後方が確認しやすいのが助かります。Golf R Variantにはアラウンドビューモニターが標準装着されていますが、やはり目視しやすいのは安心につながります。

一方、ちょっと気になったのが、ホイールの汚れ。これはGolf8全般にいえることですが、ブレーキダストが多く、すぐにホイールやタイヤが赤茶けてしまいます。とくにGolf RやGolf R Variantは目立つようです。これを避けるために、私は愛車のGolf GTIで、低ダストタイプのブレーキパッドに交換しました。サーキット走行には向きませんが、その予定がないという人にはオススメです。

肝心の燃費ですが、往路は東名〜新東名〜伊勢湾岸道路をACCを使った走行した際が15.0km/Lをマーク。復路はあえて新東名を使わず、東名だけを走りましたが、そのときも15km/L台をキープしました。一般道を含め、約960kmを走行した総平均は13.4km/Lで、333psの2.0 TSIエンジンを搭載するGolf Variant R Advanceでも、おとなしく走ると意外に燃費が悪くないことが確認できました。

画像8: 【燃費調査】Golf R Variantは理想のグランドツアラーか!?

理想のグランドツアラーといえるGolf Variant R Advance。値段のことを忘れれば(!?)、理想のGolf8.5ですね!

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.