VWが「Golf」のマイナーチェンジを発表

2024年1月24日、フォルクスワーゲンは「Golf」のマイナーチェンジを発表した。

フォルクスワーゲンは、2024年1月にGolfのマイナーチェンジを発表すると予告しており、1月上旬の「CES2024」ではカムフラージュした「Golf GTI」を披露していた。そしてついに新型Golfがベールを脱いだ。

今回のマイナーチェンジでは、前後ライトやバンパーのデザインが変更されたことに加えて、フロントグリルにイルミネーション付きのVWエンブレムが初めて採用されたのが新しい。LEDマトリックスヘッドライトも変更を受け、上位仕様では照射距離500mを誇るハイビームが搭載される。

室内は、ダッシュボード中央のコントロールパネルが変更され、これまでよりひとまわり大きな12.9インチになったのに加えて、空調やドライビングプロファイルなどがコントロールパネル上段のソフトスイッチで簡単に操作できるようになった。モニター下部にはエアコンの温度設定と音量調節用のタッチスライダーが残っているが、イルミネーションが搭載されたことで夜間の使い勝手が大幅に向上している。生成AIの「ChatGPT」を組み込んだ「IDA」音声アシスタンスが搭載されるのも見逃せない。

ステアリングホイールのマルチファンクションスイッチもタッチ式ではなく、物理スイッチに変更されている。一方、ID.7や新型Passatではステアリングコラムにシフトレバーが設置されるが、Golfでは従来どおりセンターコンソールに配置されている。

駐車支援システムの“Park Assist Plus”は、ステアリング操作だけでなく、アクセル／ブレーキの操作も自動化。さらに、スマートフォンでリモート駐車ができる“Park Assist Pro”が選べるようになった。

ヨーロッパでは、発表から数週間後には受注がスタート。日本にはこの秋に上陸か？

(Text by Satoshi Ubukata)