Racingline Japan(レーシングライン・ジャパン)は、8月4日、2.0 TSI EA888 gen.4 SIMOS 19.6 & 19.3 STAGE 1+ / STAGE 2 用新フラッシュ コンチネンタルターボ用を発表した。

画像1: レーシングライン・ジャパン、2.0 TSI EA888.4 ステージ1+およびステージ2チューニングを発表

イギリスのフォルクスワーゲンレーシング レースプログラムを運営するとともに、フォルクスワーゲンおよびアウディ向けのチューニングパーツ「Racingline Performance Parts」を提供するRacingLine(レーシングライン)。日本では、欧州車専門のプロショップ「Adenau(アデナゥ)」が「Racingline Japan(レーシングライン・ジャパン)」の総輸入元を務めている。

1年間の開発と世界的なベータテストを完了し、2.0 TSI EA888 gen.4の高出力「コンチネンタルターボ」車両のための「ステージ1+」と「ステージ2キャリブレーション」を発表した。なお、このリリースは、SIMOS 19.6および19.3搭載の高出力300/310/320PS(コンチネンタルターボ)モデルをカバーする。

画像2: レーシングライン・ジャパン、2.0 TSI EA888.4 ステージ1+およびステージ2チューニングを発表

ステージ1キャリブレーションと同様に、ステージ1+とステージ2にもハイトルクとロートルクオプションを追加。ハイトルク仕様はTCUチューニング装着車、ロートルク仕様はTCUチューニング未装着車、FF車、6MT車(純正クラッチ保護)に最適だ。

ロートルク仕様はピークパワーは同じだが、低中速域のトルクを制限することで、クラッチやギアボックスを保護し、トラクションを稼ぎやすくしているという。

それに加え、ノーマルTCUを装着した車両では、発進時のトルクに上限を設け、ノーマルギヤボックスを保護。また、このタービン回転数保護機能がないとターボ回転数がオーバースピードとなり、早期の故障につながる可能性があるため保護機能として必要なアイテムだ。

ステージ1+:GPF/OPF車両から最大限を絞り出す

ステージ1+はOPF/GPFマシンの性能を最大限に引き出したいドライバーのためのチューニングソリューションだ。R600エアインテークとターボインレットパイプ、インタークーラーの装着が必要になる。また、各国での公道走行を可能にするために、エキゾースト、触媒、OPF/GPFは変更なしとなる。

RacingLine OEM+のパワーゲイン[ハイトルク]
・300-320psの高出力モデル
・310ps ⇒⇒⇒ 439ps
・228kw ⇒⇒⇒ 322kw
・306馬力 ⇒⇒⇒ 433馬力
・400Nm ⇒⇒⇒ 550Nm
・295 lbft ⇒⇒⇒ 405 lbft

画像1: ステージ1+:GPF/OPF車両から最大限を絞り出す

RacingLine OEM+のパワーゲイン[ロートルク]
・300-320psの高出力モデル
・310ps ⇒⇒⇒ 439ps
・228kw ⇒⇒⇒ 322kw
・306馬力 ⇒⇒⇒ 433馬力
・400Nm ⇒⇒⇒ 500Nm
・295lbft ⇒⇒⇒ 369 lbft

画像2: ステージ1+:GPF/OPF車両から最大限を絞り出す

ステージ2:純正ターボから最大限を絞り出す

ステージ2はコンチネンタル純正ターボの性能を極限まで引き出す。R600フルインテークとターボインレット、インタークーラー、ハイフロー触媒が必要。OPF/GPFを装着している場合、ステージ2ではこれを取り外す必要がある(取り外しが合法な場合、またはレース目的、取り外しが非合法な場合は一般道以外で使用する場合に限る)。

RacingLine OEM+のパワーゲイン[ハイトルク]
・300-320psの高出力モデル
・310ps ⇒⇒⇒ 454ps
・228kw ⇒⇒⇒ 334kw
・306馬力 ⇒⇒⇒ 448馬力
・400Nm ⇒⇒⇒ 588Nm
・295 lbft ⇒⇒⇒ 433 lbft

画像1: ステージ2:純正ターボから最大限を絞り出す

RacingLine OEM+のパワーゲイン[ロートルク]
・300-320psの高出力モデル
・310ps ⇒⇒⇒ 454ps
・228kw ⇒⇒⇒ 334kw
・306馬力 ⇒⇒⇒ 448馬力
・400Nm ⇒⇒⇒ 530Nm
・295 lbft ⇒⇒⇒ 390 lbft

画像2: ステージ2:純正ターボから最大限を絞り出す

適合車両

●300-320psの高出力モデル
●2.0 TSI EA888 gen4 コンチネンタルターボ DNFB / DNFC / DNFC DSFE / DSFA SIMOS 19.6 & 19.3
・Golf 8 GTI ClubSports 2020+ ・VW ゴルフ8 R 2020+
・VW Tiguan R 320 2020+
・VW Arteon R 320 2020+
・VW T-Roc R 300 2019+
・Audi S3 8Y 2022+
・Audi SQ2 300 2022+

DSG/TCU チューニングについて

DSGギアボックス用のTCUキャリブレーションは、特定のEA888.4アプリケーションではまだフラッシュできない状況だという。また、多くの2022年式の車両はまだTCU(401ブートローダー)をインストールできないが、それ以前の車両のギアボックスコードへはフラッシュできる状態だ。

TCUキャリブレーションの有無を判断する唯一の方法は、OEM+にてTCUフラッシュを試みること。万一、フラッシュに失敗した場合はTCUを純正に戻す必要が生じる。

TCUのキャリブレーションが利用可能でない場合、ロートルク仕様のECUキャリブレーションを推奨するという。なお、ECUキャリブレーションのアップグレードは無償なので、TCUキャリブレーションが完成した際にECUのアップグレードを施工を推奨する

追加機能

・スピードリミットの排除
・レブリミットを7,000rpmに引き上げ
・左足ブレーキ有効化
・パフォーマンスメーター変更
・ブースト圧
・トルク
・パワー(KW)
・スタート/ストップ機能の反転 - スタートアップ時のデフォルトを「オフ」へ
・上位チューンへの無料アップグレード(順次対応)
・30日間返金保証

燃料のオプションについて

OEM+のキャリブレーションはすべてオクタン価98の燃料用に開発されているが、サーバー上には、より高いオクタン価が利用できない市場用に、オクタン価95の燃料用のキャリブレーションもある(パワーは低下する)。この低オクタン価仕様のオプションは、すべての高トルクファイルと低トルクファイルで利用可能だ。

また、(TCUの併用が必要なハイトルクのキャリブレーションのみ)パワー向上を図るオクタン価102のレース用燃料のキャリブレーションもサーバーにアップされる予定(注:オクタン価102以上で走行する場合のみ施工可能)。

問い合わせ

●RacingLine Performance日本国内正規輸入元:Adenau(アデナウ)
・住所:〒186-0011 東京都国立市谷保6-24-18
・TEL:042-519-5763
・FAX:042-519-5764
・営業時間:10:00〜20:00
・定休日:火曜日
・商品URL:https://www.racingline.com/ea888-4-continental-software?utm_campaign
・店舗URL:https://www.adenau.jp

(Text Toru Matsumura)

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