■Golf GTI ■1/43 ■NOREV (France)
Golf8 GTI、この春、アウトバーンで実車を見かけました。なかなかカッコいい。
ノーマルグレードからそれほど大きな意匠のチェンジなく、凄味やオーラが滲み出るのがGTIの伝統。
8世代目になったGolfは、どういうわけかミニカーの種類が他の世代のGolfに比べて少ないのです。
しかし、さすがGTI、きっちり製品化されました。
このミニカーは、ミュンヘンのお店で捕獲しました。
メーカーは1/43モデルを積極的にラインナップしているフランスのNOREV。
ボディカラーはムーンストーングレーでしょうか。
スポーティなイメージで近ごろ流行りの色ですね。
大きく開かれたフロントエアダムにGolfVからアイコンになっているハニカムメッシュが採用されています。
伝統の赤いラインに加えて、フロントのディスクブレーキキャリパーも赤く色差しされていますね。
サイドビューを見ると、ヘッドライト上の赤いラインがホイールアーチに届くくらい、かなり横に回り込んでいるのがわかります。
Golf6まではフロントグリルに止まっていましたが、Golf7ではヘッドライトの中まで伸びて、Golf8では、さらにライトより後ろまで行きました。
ボディの四隅が絞り込まれて、空力的にも有利なんでしょうかね。
私のGTI体験は、以前のGolf5 GTIと、今も乗っているGolf7のGTI。
Golf5はけっこうやんちゃな味付けでした。程よく締め上げられた足まわりと、パワーupされたエンジンのおかげで、俊敏さと快適さを兼ね備えた"速くて愉しいGolf"としてロングドライブのときなど重宝しています。
Golf8 GTIは未体験ですが、一新されたデジタルコクピットや245馬力を発揮するエンジンなど、新世代のホットハッチとして間違いなく素晴らしい乗り味でしょう。
次世代のGolfは、完全電動化、とか、Golf自体がなくなるんじゃないか、など噂は絶えませんが、"DIe Magie der drei Buchstaben"(魔法の3文字)と言われる"GTI"の伝統が途絶えることはないでしょう。
das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます