4月14日から16日まで、幕張メッセ(9・10番ホール)で開催されている「オートモビルカウンシル2023」の模様を取材してきました。
今回の展示車両の台数は過去最多の166台。8speed.netにまつわるメーカーを中心に可能な限りピックアップします!
フォルクスワーゲン編
フォルクスワーゲンはGolfをメインに、キャンピングカー仕様のT6が展示されていました。Type1ビートルや、Type2バスなどの定番モデルは出品されていなかったのがちょっと意外です。
今回、展示されていたGolfは「Golf2」がメイン。かつては日本各地で見かけたGolf2も、いまやクラシックカーの仲間入り。それにしても、いま見ると本当にコンパクトですよね。
ポルシェ編
166台中、レプリカを含めると2割くらいはポルシェでは?と思えるくらいの展示台数でした。メーカーごとに区分するなら最大勢力であることは間違いなし。356からナロー、959、そして最新の992型GT3RS、962C、懐かしの914/6や944ターボSなどなど……レアなモデルが数多く展示されていました。
美しく磨き上げられたポルシェがならぶ会場内で、1台だけ埃を被ったポルシェターボが。貴重なクラシックカーを共同で所有するというビジネスモデルが話題のRENDEZ-VOUSが会場に持ち込んだ共同オーナーの1台とのことです。
まとめ:朝から晩までいても時間が足りないほどの濃厚な空間
東京モーターショーや東京オートサロンと比較した場合、会場の規模でいうならオートモビルカウンシルの方があきらかにコンパクトです。
これならゆっくり取材できる……かと思いきや、各ブースが見所満載。朝から晩までいても時間が足りないほどの濃厚な空間なんです。1周したら2周目、3周目と、観るたびに新たな発見があります。
8speed.net的には、フォルクスワーゲンとポルシェが活気づいている点は喜ばしい反面、アウディの展示車両はゼロという寂しい状況。
Audi Quattroをはじめ、RS2 Avantや懐かしの80/90など、魅力的なモデルが数多くあります。来年のオートモビルカウンシルに期待しましょう。
旧車、それはつまり、減るいっぽうである反面、増えることはほぼありえないクルマを意味します。筆者自身、1970年製のクラシックカーを所有していますが、一時的なブームで終わることなく、1台でも後世に引き継がれることを願うばかりです。
■オートモビルカウンシル公式サイト
https://automobile-council.com
(Photo & Text Toru Matsumura)