去る2023年3月18日(土)・19日(日)の2日間、東京・二子玉川ライズにて、最新電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の展示&試乗できるイベント「EV:LIFE FUTAKO TAMAGAWA 2023」へ行ってきました!(ちなみに最近“EV”とは電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)のことを言います)
会場の二子玉川ライズのガレリアは、東急東横線の二子玉川駅の改札を出てすぐの場所です。
もともと人通りも多い場所であるうえ、二子玉川というヤングファミリーが多い場所でもあり、しかも感度の高い方が多いため、今回で3回目のイベントですが、回を追うごとに参加ブランドも参加車両も増えています。
それだけ電動化は着々と進み、BEVやPHEVも着実に増えているということでもあります。
今回、VWグループではVW、アウディ、ポルシェと3ブランドがこのイベントに参加。
まずは市販車BEVの日本導入において口火を切ったのが、「ポルシェ・タイカン」。
今回は車高が20㎜高くなった「タイカンターボ・クロスツーリズモ」を展示。ほかに最新PHEV「カイエンEハイブリッド」も展示されていました。
アウディもe-tronの大本命、コンパクトボディのSUV「アウディQ4スポーツバックe-tron」。e-tronシリーズも第3弾となり、こちらも着々と電動化が進んでいます。
そして昨年、日本導入されたのがフォルクスワーゲン「ID.4」。フォルクスワーゲンの市販車BEVとして国内導入第一弾! こちらもSUVタイプのBEV。
そしてもう2台、フォルクスワーゲンブースで注目を集めていたのは「ID.Buzz」です。
昨日、青山のイベントで2024年に日本導入を正式発表した「ID.Buzz」。元祖はフォルクスワーゲン・トランスポルタ―。別名、タイプ2と呼ばれるレトロでキュートなワーゲンバスの進化版です。
旧型モデルは青山のイベントにも展示されていましたが、「ID.Buzz」も同様に丸っこいキュートなフォルムとツートーンカラーをまとっていて、コンセプトカーだったころから注目を集めていました。
実は昨年12月、東京ミッドタウンで行われたフォルクスワーゲンの脱炭素のポップアップイベント「ID.SQUARE」にて「ID.Buzz」が日本初公開されました。
しかし「まだ正式導入されるかわからないんです。皆さんから入れてほしい!という声が多数あれば我々も日本に導入しやすいのですが」という話でした。
それから3か月後の東京・青山で「2024年に導入します!」と正式発表されたものの、発売は2024年とまだ先の話です。どんだけもったいぶるんやねん!(笑)という気がしないでもありませんが、それだけ盛り上げたいということなのでしょう。
今回の「EV:LIFE」でも、アイコニックな黄色と白のツートーンカラーの「ID.Buzz」は大注目。VWの方の話によると「目立つので、この車の前でという待ち合わせとして使われていたようです」とのこと。確かに目印になります。
青山でのイベントの際には旧型のワーゲンバスが2台展示されていましたが、横に並ぶと「ID.Buzz」はだいぶ大きく、立派になりました!
そして「EV:LIFE」で気になったクルマがもう一台。ワーゲンバスは「タイプ2」ですが、「タイプ1」の「フォルクスワーゲン・ビートル」。
レトロなたたずまいのビートルのエンジンをエレクトリックモーターとリチウムイオンバッテリーに載せ替え、EVに生まれ変わったコンバートEV「E-BUG(イーバグ)」も展示されていました。
これならビートルのまま乗れるかもしれません。
そういえば今年の東京オートサロン2023で、トヨタがAE86の「レビン」をBEVに、「トレノ」を水素エンジン車にコンバートし注目を集めていました。
これもまた、クルマの愛し方、愛し方のひとつかもしれません。
(Text & Photo by Yumi Yoshida)