フォルクスワーゲンは、2月28日、複数から選択可能なインテリア素材を含め、電気自動車の「ID.(アイディ)」ファミリーをさらに持続可能なものにしていくと発表した。

画像: フォルクスワーゲン、ID. Buzzで初めて量産モデルに使われた革新的な素材を、他のID.シリーズにも採用すると発表

革新的な素材の一例として、シートカバーの素材としてSeaqual(R)ヤーン(糸)を使用が挙げられる。この素材は、回収された海洋ゴミ10%とリサイクルされたPESヤーン90%から作られており、生産時におけるCO2排出量は、従来のシートカバー素材に比べて約3分の1ほど削減されるという。

また、ID. Buzzのヘッドライナーとフロアカバーの表面は、完全にリサイクルされたポリエステルで作られており、リサイクルされたプラスチックは、カーペットの断熱層にも使用されている。その他、アンダーボディコーティングやホイールハウジング ライナーなどのコンポーネントにも、リサイクルされたプラスチックが採用されている。

さらに、クロムメッキ部品の生産は環境に悪影響を及ぼすためID. Buzzのドアのトリム、インストルメント パネルやステアリングホイール クリップを装飾するパーツには一切使用しておらず、代わりにバイオベースの結合剤を含むクロム調の液体塗料に置き換えられている。

e-モビリティ プロダクトライン責任者のセィルケ バグシック氏は「フォルクスワーゲンの“ID.”モデルは、リサイクル素材を幅広く使用し、アニマルレザーを使用しないインテリアを実現することで、車両のエコバランスをこれまで以上に改善しています。これらのリサイクル素材は、質感及び耐久性に対する高い要求を満たしています。私たちは、お客様からのフィードバックを反映して、今後もこれらの持続可能なアプローチを拡大し続けます」と述べている。

(Text Toru Matsumura)

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