■Golf ■Lucky ■Hong Kong ■125mm

このコラムは、ゴルフのオモチャ、をドイツ語風にモジって「Golfgang」などと名乗っております。

ミニカーといってもその有り様はいろいろで、"グリコのオマケ"的なものから、触るのも憚られる超絶スケールモデルまで、同じクルマでもまさに千差万別のモデルがあり、それが収集の醍醐味にもなっています。

画像1: Golfgang Nr.281 : Golf

今回のミニカーは、どちらかといえば"Toyっぽさ"全開の初代ゴルフ。メッキパーツや大きなトレーラーヒッチ、ブルーのウィンドーに玩具感があふれます。

プロポーションはしっかりしていて、スモールテール、スモールバンパーの初期型ゴルフ1を再現。1970年代ですから、型は手作りでしょうか。

画像2: Golfgang Nr.281 : Golf

香港にあるこのメーカーは、現在もダイキャストミニカーを作っています。ボンネットが開きますが、エンジンルーム内のメッキの塊はゴルフの4気筒エンジンとは似ても似つかぬ謎の形状。ユルくていいですね。

唐突にシェルとVWのロゴがステッカーになってるあたりも程よく雑です(笑)

画像3: Golfgang Nr.281 : Golf

近頃は、ライセンス管理がしっかりしたり、技術だけでなく作り手の意識も進化、進歩したゆえか、このような雰囲気のゴルフのミニカーは見当たりません。

この時代のミニカーは、型を起こした人のセンス、どこを忠実にして、どこを割愛するか、など、メーカーの個性が出るものです。

このミニカーは、緩い造りではありますが、「四角いけど丸みを帯びた」初代ゴルフの特徴をよく再現しています。

スケールモデルも良いけど、この手の牧歌的な玩具ミニカーが新型ゴルフでも欲しいところです。

画像4: Golfgang Nr.281 : Golf
画像5: Golfgang Nr.281 : Golf

das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。

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