2022年3月9日、フォルクスワーゲンが電動ワーゲンバス「ID.Buzz」を発表した。

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画像1: ID.Buzz & ID.Buzz Cargo

ID.Buzz & ID.Buzz Cargo

ID.Buzzは、フォルクスワーゲン グループが開発した電気自動車専用プラットフォーム「MEB」を用いた電気自動車。乗用車版の「ID.Buzz」と商用車版の「ID.Buzz Cargo」の2タイプが用意される。

ボディサイズは全長4,712×全幅1,985×全高1,937(Cargoは1,938)mmで、広大な室内スペースを確保している。

画像2: ID.Buzz & ID.Buzz Cargo

ID.Buzz & ID.Buzz Cargo

いずれも82kWh(正味77kWh)の駆動用バッテリーと150kW / 310Nmの電気モーターを搭載する。駆動方式は、かつてのワーゲンバスと同じRR(後輪駆動)を採用する。急速充電は最高170kWに対応し、バッテリー残量を5%から80%まで充電するのに要する時間は30分。最新のID.ソフトウェアを用いることで、プラグを接続するだけで充電の認証が行える“プラグ&チャージ”に対応する。

また、車両のバッテリーに蓄えた電力を家庭で利用するV2Lにも対応した。

乗用車版のID.Buzzは、2列5名分のシートを搭載する。シートを使用する状態でも1121Lのラゲッジスペースを確保する一方、2列目のシートを倒せば最大2205Lまで荷室を拡大できる。

一方、商用車版のID.Buzz Cargoは、2または3人掛けの前席と、3900Lのカーゴスペースを確保している。

ID.BuzzとID.Buzz Cargoは、ともにドイツ・ハノーバーにあるVolkswagen Commercial Vehiclesの工場で生産が行われる。2022年秋にはヨーロッパで販売が開始される予定で、この5月には先行予約がスタートする。

(Text by Satoshi Ubukata)

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