早くも日本上陸を果たした新型「ゴルフ ヴァリアント」のなかから、スポーティな内外装が魅力の「ゴルフ ヴァリアントeTSI R-Line」をチェックする。

画像1: 【ミニ試乗記】ゴルフ バリアント eTSI R-Line

ハッチバック同様、新型ゴルフ ヴァリアントには、1L直列3気筒ターボを積む「eTSI Active Basic」「eTSI Active」と、1.5L直列4気筒ターボを採用する「eTSI Style」「eTSI R-Line」が用意されている。

今回試乗したのは「eTSI R-Line」で、現時点ではゴルフ ヴァリアントの最上位モデルという位置づけである。

「eTSI Style」とはエンジンやトランスミッションは共通。また、ステーションワゴンとしての収納力も同じということで、そのあたりの話はゴルフ ヴァリアント eTSI Styleのミニ試乗記をご一読いただきたい。

一方、eTSI StyleとeTSI R-Lineの違いのなかで、走りに影響してくるのが、サスペンションとステアリング。eTSI R-Lineには、専用スポーツサスペンションが装着され、また、ステアリングの中立付近ではスロー、少し切るとクイックなギア比となるプログレッシブステアリングが搭載されている。タイヤサイズは225/45R17と共通で、タイヤの銘柄も以前試乗したeTSI Styleと同じものだった。

実際に2台を比べてみると、装着される17インチタイヤに多少粗い感触はあるものの、乗り心地は十分快適で、落ち着いた挙動を見せるところは2台に共通だが、eTSI R-Lineではコーナリング時のロールの動きがより抑えられ安定感が増すとともに、クイックなステアリングレシオのプログレッシブステアリングのおかげでハンドリングは軽快さを増し、キレのある走りが楽しめるのだ。ヘッドレスト一体型のトップスポーツシートのホールド性も優れており、より走りを楽しみたいという人には、eTSI R-Lineをお勧めしたい。

画像2: 【ミニ試乗記】ゴルフ バリアント eTSI R-Line

R-Lineには専用のステアリングホイールが装着されるが、このR-Lineのみ、マルチファンクションスイッチがタッチコントロール式になるのも見逃せない。アクセルペダルとブレーキペダルもアルミ調のものが採用され、こういった内容で価格がeTSI Styleの5万円高なのだから、R-Lineを選ばない手はないだろう。

ちなみに、試乗時の燃費は、高速道路を約100km/hで巡航したときが22.3km/L、少しペースを落として約80km/hで走ったときが26.5km/Lとなった。おもに高速道路を使い、途中、ワインディングロードを走ったときが17.8km/L。総平均は19.4km/Lで、期待に違わぬ低燃費をマークしている。

画像5: 【ミニ試乗記】ゴルフ バリアント eTSI R-Line

(Text by Satoshi Ubukata)

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