2021年7月13日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、マイナーチェンジした「アルテオン」を発売するとともに、「アルテオン シューティングブレーク」を新たに設定した。
新しいアルテオンは、基本的なシルエットは変わらないものの、LEDライトストリップを備えたフロントグリルや、新デザインのリヤコンビネーションライトやリヤバンパーなど、細部のデザインが見直され、より上質な印象に仕上げられている。
一方、インテリアは、メーターやステアリングホイール、ダッシュボードのデザインが一新されている。たとえば、ダッシュボードの最上部などにステッチを施した人工皮革を用いるなどして上質さを演出。エアコンのコントロールにはタッチパネルを採用する一方、ダッシュボード中央のアナログ時計を廃止するなどして、従来とは異なる雰囲気に仕立て上げられている。
インフォテインメントは最新世代のMIB3を採用。オプションのプレミアムサウンドシステムはHarman Kardon製となった。
マイナーチェンジを機に、ステーションワゴンスタイルのシューティングブレークが追加になった。これまでのファストバックに対し、Bピラー以降はステーションワゴンのようなデザインを採用。ラゲッジスペースは、ファストバックが563〜1557Lであるのに対し、シューティングブレークは565〜1632Lと拡大した。
パワートレインは最高出力200kW(272ps)、最大トルク350Nmの2.0 TSIエンジンと湿式7速DSGの組み合わせで、4WDの「4MOTION」によりそのハイパワーを余すところなく路面に伝える。
ファストバック、シューティングブレークともにグレード構成は、上質な雰囲気の「エレガンス」と、スポーティな内外装の「R-Line アドバンス」、ナパレーザーシートや20インチアルミホイールといった一部装備を簡素化して求めやすい価格とした「R-Line」の3つで、アダプティブクルーズコントロール“ACC”、同一車線内運転支援システム“Travel Assist”、純正ナビゲーションシステム“Discover Pro”、アダプティブシャシーコントロール“DCC”は全車に標準装着となる。
新しいラインアップと価格は以下のとおり。
- アルテオン TSI 4MOTION R-Line……567万9000円
- アルテオン TSI 4MOTION R-Line アドバンス……624万6000円
- アルテオン TSI 4MOTION エレガンス……624万6000円
- アルテオン シューティングブレーク TSI 4MOTION R-Line……587万9000円
- アルテオン シューティングブレーク TSI 4MOTION R-Line アドバンス……644万6000円
- アルテオン シューティングブレーク TSI 4MOTION エレガンス……644万6000円
(Text by Satoshi Ubukata)