“スプリングのプロフェッショナル”として知られるドイツのアイバッハ(Eibach)。彼らが手がける「PRO-KIT(プロキット)」は、純正ショックアブソーバーを残したまま、乗り心地を犠牲にせずにローダウン可能なスプリングだ。

車検にも対応するということで、高い支持を集めているダウンサススプリングを、いま人気のコンパクトSUV「フォルクスワーゲンT-Cross」に装着し、その実力をチェックする。

画像1: 【Eibach】VW T-Crossで「PRO-KIT」の実力をチェック(前編)

アイバッハの輸入元である阿部商会によれば、T-Cross用のPRO-KITの装着は今回が日本初。T-Crossの印象がどのように変化するのか興味津々である。

画像2: 【Eibach】VW T-Crossで「PRO-KIT」の実力をチェック(前編)

アイバッハ提供のデータでは、前後ともに30mmのローダウンになるという。下の写真は、PRO-KITダウンサススプリングと純正スプリングを比較したもので、1枚目がフロント、2枚目がリヤ。それぞれ左がPRO-KITダウンサススプリングである。

取付作業は、フォルクスワーゲンやアウディの専門ショップとしておなじみのmaniacs STADIUMで行った。

PRO-KITダウンサススプリング装着後、フェンダー位置を比較してみる。

まずはフロントから。ノーマルが630mmであるのに対し、装着後は598mmと、32mmのローダウンとなった。

一方、リヤは、ノーマルが633mmであるのに対し、装着後は605mmで、28mmのローダウンとなった。

下の写真はサイドビューの比較で、前後約30mmのローダウンにより、T-Crossがよりシャープで精悍な印象に変わったことがわかる。

スプリングを交換するだけで、簡単にクルマの印象が変わるということで、手軽なドレスアップを楽しみたい人にはお勧めだ。

次回は、PRO-KITダウンサススプリングの交換により、走りや乗り心地がどう変わったのかをレポートする予定なので、どうぞお楽しみに!

(Text by Yuto Oshita)

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