2020年7月31(金)から8月2日(日)までの3日間、千葉県の幕張メッセにて5回目となる「オートモビルカウンシル 2020」が開催されました。
![画像1: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/b9c890194d093f6714ec8718eec4e1710276ce49_xlarge.jpg)
コロナ禍の影響により、4月開催予定が延期となってしまい開催自体が危ぶまれましたが、“クルマ好き”のために会場内や入場者への安全対策を強化して、何とか開催にこぎ着けたようです。
![画像2: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/253568ef9bd3ae7be38fdec5eff630ef43147176_xlarge.jpg)
会場内は入場人数制限やソーシャルディスタンスの影響もあり、いつもよりかなり静かでしたが、 この状況下でも駆けつけるくらいですので、目をキラキラさせてじっくりと展示車両を観賞している人が多く、いつもより熱心なファンの密度は高かったかもしれません。
![画像3: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/fd52f5f2822aa1d374f366dc7c97e329c1b485e4_xlarge.jpg)
まず見に行ったのは今回の目玉ともいうべき60年代のルマンカー「イソ・グリフォA3/C」。
このマシンを製作したのは、フェラーリ250GTOを製作・開発したジオット・ビッザリーニ。エンツォ・フェラーリと対立したビッザリーニを含む6名がフェラーリを離脱し、イソ・グリフォA3/Cをベースにしたレーシングモデルを開発。フロントに搭載されるエンジンはシボレー・コルベット用のV8 5.3Lをさらにチューニングしたもの。市販車が22台、レーシングモデルが6台生産されたに過ぎない、貴重なものです。
![画像4: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/99809f3401b2ffaa9adaf2b47dd5ab85c37970ef_xlarge.jpg)
こちらはHondaとマツダのブース。
Hondaは1966年のWGP第10戦マン島から投入した「RC166」と、F1で2勝目を飾った1967年型「RA300」を展示。そして創業から100周年を迎えたマツダは、歴史的な車両を多数展示。初代「コスモスポーツ」や「R360クーペ」、初代「ユーノスロードスター」など数多く展示されていました。
![画像5: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/1b3a1f914e3423fc7ed7c4063bea7eeaeae1ea42_xlarge.jpg)
![画像6: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/7b132f2f32e3eff94679c11dee1395162bf54b04_xlarge.jpg)
フォルクスワーゲンビートルと同じ4気筒エンジンを積んだ「912」や、73年型「911E」、タイプ964の「911ターボ」、初の水冷エンジンとなった「タイプ996カレラ4S」を展示していたポルシェ クラシック。ポルシェ自身により仕上げられたクラシックポルシェ。これまでに生産されたうちのおよそ7割が今も現役で走り続けているそうで、その走りを力強く支えていくポルシェ クラシックの存在は、大事に乗り継いでいるオーナーにとって非常に心強い存在でしょう。
![画像7: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/4fe8d843e6044e216c2206a47968dd5ae4402de4_xlarge.jpg)
![画像8: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/661da05fd80066c7e41b047d8a9b257a2e52b65e_xlarge.jpg)
![画像9: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/0311f8929862efb873968ab76c6e7b53dd284313_xlarge.jpg)
やはり気になるゴルフの存在。この「ゴルフ2」は1984年から日本で販売されていた初期型のようです。初期型はこの三角窓が特徴。リヤエンブレムも左に「Volkswagen」と綴られるもの。中期型からは三角窓の廃止や、エンブレムの変更が行われました。同じく並ぶのは「ゴルフ1カブリオ」で、一台は1980年型、もう一台はゴルフ2〜3時代にかけて生産されていた1993年型の「クラシック」です。4灯ヘッドライトや大きなバンパーが特徴的な最終モデルですね。
![画像10: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/10a53754acf0aa09b9d02c122cd804914684d1ef_xlarge.jpg)
![画像11: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/6e80152940ea23c20cbad097269c98cf32eb8422_xlarge.jpg)
![画像12: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/f1898c0856c226dcbcf95ceb63dba08f9ba234d1_xlarge.jpg)
イベントが次々と延期や中止になる中で開催された今回のオートモビルカウンシル。やはり“ホンモノ”を目の前にすると蘇るクルマ好きの感覚。久々に見るヘリテージカーを前に「やはりホンモノはいいな」と、リアルに接することの大切さに改めて気づかされた一日でした。
![画像13: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/58adf9308c1f9e1b4e5b2b17ec0c48fffb0653ec_xlarge.jpg)
![画像14: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/09379f33c34e79741f2235d7a7c6172d3a2ed4bd_xlarge.jpg)
![画像15: ホンモノに触れる楽しさ〜AUTOMOBILE COUNCIL 2020](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2020/08/11/5f28808ce653327c43a04d40b814bbaee330cd4f_xlarge.jpg)
(Text & Photos by Kinari Arashima)