2020年8月10日、最高峰のレースで得られた最先端のテクノロジーを、市販のホイールに注ぎ込む日本ブランド「RAYS」が、「RAYS WORLD TOUR IN JAPAN」を富士スピードウェイで開催した。
「RAYS WORLD TOUR」は、RAYSが海外ブランディングと海外正規販売代理店のために世界各国で行う製品展示会のこと。過去には、香港、深セン、シンガポールで開催してきた。
2020年は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、日本国内で初開催。日本のモータースポーツの聖地である富士スピードウェイを開催地として選ぶことで、同社の企業理念である「The concept is racing.」をアピールしている。
開会にあたり、同社の三根茂留代表取締役社長は、RAYSが「Made in Japan」にこだわるとともに、創業以来、モータースポーツとともに、高強度、軽量、高剛性のホイールづくりを進めてきたことを説明。一方、高度なテクノロジーは目に見にくいものだけに、機能美を目指したデザインに加えて、特許取得のA.M.T.(アドバンスマシニングテクノロジー)によるロゴマシニングをはじめとする革新技術によってデザイン性の向上を図る取り組みをここ数年進めていることを紹介した。
展示会場には、約100の最新モデルがディスプレイされ、2020年夏の新作も披露されている。
なお、注目の新作については、既出の記事を参照のこと。
富士スピードウェイの「RAYS GATE」前には、RAYSのホイールが装着された車両の展示が行われた。このなかには、「G025 DB/C」を履いたゴルフGTIや「VMF C-01」が装着されたアウディRS 5クーペなど輸入車が多く含まれ、輸入車ユーザーからの支持の高さを物語っていた。
一方、レーシングコースには、前日のSUPER GTを戦った車両がピットレーンに並べられ、また、RAYSホイール装着車による走行や、レーシングドライバーによる同乗走行が行われた。
当日の模様は下記からご覧いただくことができる(1:16:10付近からスタート)。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)
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