振り返ると、2019年もたくさんの新車に乗る機会がありました。なかには、乗るのを恐れていたクルマも。たとえば、秋に発表された「ゴルフGTI TCR」もその一台です。

画像: 【GTI Clubsport】ゴルフGTI TCRの誘惑

何を恐れていたかというと、乗って、気に入って、ほしくなってしまうのではないかということです(笑) 私の場合、いま乗っているのがゴルフGTI TCRの前身ともいえる「ゴルフGTIクラブスポーツ」なので、なおさら。誘惑に勝てるかどうか、とても心配だったわけです。

そして、12月についに試乗。そのときの印象は、下記のリンクをご覧ください。

試乗記にも書きましたが、ゴルフGTI TCRのすごいところは、クラブスポーツに対してエンジンのパワーをはじめ、さまざまな部分でパフォーマンス向上が図られているにもかかわらず、走りの洗練度がアップしていること。身構えてクルマに乗り込んだだけに、驚くと同時に拍子抜けしたというのが正直なところです。

クラブスポーツのオーナーとして不満に思っていたのが、高速巡航時のエンジン回転数が高いこと。100km/h、6速のエンジン回転数は約2350rpmで、おかげで高速の燃費もいまひとつです。その点、ゴルフGTI TCRは7速DSGが装着され、100km/h、7速のエンジン回転数は約1800rpmと常識的です。

さらに、LEDヘッドライトや最新のDiscover Proが標準で、人気のアクラポヴィッチのチタンエキゾーストシステムが装着されるなど、クラブスポーツから乗り換える理由はたくさんあります。

ただ……冷静に考えるとクラブスポーツでもパフォーマンスは十分だし、クラブスポーツ専用のアナログメーターはお気に入りだし……と自分に言い聞かせて、いまのところは誘惑に抗っています。それが、いつまで続くか問題ですが(笑)

(Text by Satoshi Ubukata)

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