フォルクスワーゲンの新型電気自動車「ID.3」にコンチネンタルタイヤが純正装着されることになった。
ID.3の認証タイヤとなったのは、18インチと19インチのサマータイヤ「EcoContact 6」とウインタータイヤの「WinterContact TS 850P」。転がり抵抗が低く、エネルギー効率の良いタイヤにより、航続距離が最大化されることに加えて、低いロードノイズ、快適な乗り心地などが期待されるという。
ID.3に装着されるEcoContact 6は、シール効果でパンク時の空気の漏れを防ぐContiSeal(コンチシール)を採用する。
コンチシールは、タイヤトレッド内側インナーライナー上に粘着性の高いシール層を配するテクノロジーで、直径5mm以下の釘やネジがタイヤのトレッド部に刺さり、内部に達したとしても、シーラント剤が釘などを包むように粘着して空気の漏れを防ぐ。また、釘などが抜け落ちてもパンク穴をふさいでくれる。
このため、トレッド部のタイヤ損傷が生じた場合でも、即座にパンクする恐れが少なく、路上でのタイヤ交換・修理が不要になる。スペアタイヤが不要となるので、資源の節約や廃棄物の削減、収納スペースの拡大などさまざまなメリットをもたらす。ランフラットタイヤと異なり、乗り心地が悪化しないのも特徴のひとつだ。
さらに、コンチネンタルはフォルクスワーゲンのID.シリーズ向けにコネクティビティを提供する車載サーバーも供給。さまざまなかたちで、フォルクスワーゲンの新しいモビリティをサポートしている。