フォルクスワーゲンが、2019年10月24日の新型ゴルフ発表に向けて、歴代ゴルフを振り返るカウントダウンを行っている。
同社のニュースルームでは、「Countdown to the new Golf」と題して、歴代ゴルフの概要を紹介。10月15日に掲載された「ゴルフ1」のレポートでは、“the pioneer”として、空冷ビートルの後継車であるゴルフが新しい時代を切り拓いたことを紹介。
ゴルフ1は、デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロが手がけたクルマで、空冷エンジンをリヤに搭載するビートルから一新、水冷エンジンをフロントに横置きし、2ボックススタイルのボディを採用するなど、まったく新しいクルマに生まれ変わった。
1974年から1983年までに699万台が生産された。1976年にはスポーツモデルの「GTI」が登場している。
10月16日には「ゴルフ2」が採り上げられている。“a perfected concept”と紹介されたゴルフ2は、ゴルフ1を少し拡大したボディやエアロダイナミクスを考慮したエクステリアデザインなどにより、コンパクトカーのベンチマークとしての地位を確かなものとした。
1983年から1991年までに630万台を生産。1988年には「ラリーゴルフ」、1990年には「ゴルフカントリー」といった変わり種を世に送り出した。
10月17日には、ゴルフ3が“a pioneer in safety systems”として紹介された。衝撃吸収ボディやエアバッグの設定など、安全面の強化が話題になった。コンパクトカーでありながら、6気筒エンジンのVR6を搭載したグレードも注目を浴びている。
ゴルフ3は、1991年から1996年までに483万台が生産された。
今後、18日にゴルフ4、21日にゴルフ5、22日にゴルフ6、23日にゴルフ7が紹介されると予想され、24日にはいよいよゴルフ8のワールドプレミアを迎えることになる。
(Text by Satoshi Ubukata)