2019年4月14日、フォルクスワーゲンは上海モーターショーに先がけて「Brand SUV Night」を開催し、電気自動車のコンセプト「ID. ROOMZZ」を披露した。
![画像1: VWが上海モーターショーで「ID. ROOMZZ」をワールドプレミア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/04/16/cbe4e913fce2443657d7d90e9d7746e495f7df2e_xlarge.jpg)
ID. ROOMZZは、フォルクスワーゲンの新しい電気自動車「ID.」ファミリーの6番目のモデル。写真からもわかるようにID.ファミリー初のSUVで、全長4930×全幅1903×全高1675mmの余裕あるサイズのボディを採用。市販時には3列シートを搭載する。
![画像2: VWが上海モーターショーで「ID. ROOMZZ」をワールドプレミア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/04/16/0f11946283bbe272f0be1bbb79e990e026c31630_xlarge.jpg)
電気自動車用のプラットフォームである「MEB」シャシーを採用する。車両のフロア部分に82kWhの駆動用バッテリーを搭載し、前75kW、後150kWの2モーターで4MOTION、すなわち、4輪駆動を実現。0-100km/h加速は6.6秒、最高速は180km/hを誇る。航続距離は、欧州WLTPサイクルで450kmに達する。
![画像3: VWが上海モーターショーで「ID. ROOMZZ」をワールドプレミア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/04/16/6d01e667fcabf8b23fd497d420a348e567b3aedf_xlarge.jpg)
コンセプト段階のID. ROOMZZには、特定条件下で完全自動運転に対応するレベル4の自動運転機能を搭載。ドライバーがステアリングを握るID. Driveモードでは通常のシート配置となる一方、自動運転のID. Pilotモードではシートが25度内側に回転して、よりコミュニケーションを取りやすくなる。さらに、ID. Pilot Relaxモードではシート調整の自由度が増す。
![画像4: VWが上海モーターショーで「ID. ROOMZZ」をワールドプレミア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/04/16/66dab3209bbf53e394c92639f4e653058fa9e61f_xlarge.jpg)
ID. ROOMZZには従来型のメータパネルは装着されず、ID. Driveモード使用時のみ、ステアリングホイールとメーターパネルが姿を現す。
![画像5: VWが上海モーターショーで「ID. ROOMZZ」をワールドプレミア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/04/16/e2f36caffcd92063d182a0cae33e31b02db432fe_xlarge.jpg)
このID. ROOMZZは2021年に市販化が予定され、まずは電気自動車の最大マーケットである中国から投入されることになる。
![画像6: VWが上海モーターショーで「ID. ROOMZZ」をワールドプレミア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2019/04/16/dfafff0a246845650d9366dd1cfb926d171fac52_xlarge.jpg)
(Text by Satoshi Ubukata)