■ Golf
■ Wiking(Germany)
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透視図。ワクワクする言葉です。
クルマ、飛行機、蒸気機関車......子どもの頃見た乗り物図鑑などには、かならず内部構造が透けて見える画あって、その複雑なメカが醸し出す機能美にホレボレしたものです。
どことなくピンクがかったクリアな姿がクリオネみたいですが、これは親指サイズのゴルフ2のミニカーです。
もとは鉄道模型の情景用に作られていますが、透明ボディのクルマはジオラマ向きではないでしょうから、なにかの折に特別に生産されたもののようです。
ドイツ・ヴィーキング社のミニカーは小さくてもプロポーションが正確ですので、こんなサイズでもエンジンルーム、客室、トランクスペースというゴルフの優れたパッケージングの様子がわかります。
ボディは一体成形されたパーツですし、エンジンなども再現されておらず詳細なディテールはまったくないのですが、博物館にある模型のようなオーラを感じます。
ワイヤフレーム製で構造が透けて見える元祖ビートルの実車が存在しますが、いまなら、3Dプリンターでクリアボディをつくれるでしょうから原寸ゴルフのスケルトンも製作可能ですね。所蔵は無理ですけど、見てみたい......。
ワイヤフレーム製で構造が透けて見える元祖ビートルの実車が存在しますが、いまなら、3Dプリンターでクリアボディをつくれるでしょうから原寸ゴルフのスケルトンも製作可能ですね。所蔵は無理ですけど、見てみたい......。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。