■ Sparschwein
■ Unknown(Unknown)
■ 14cm
「やぁ」って顔してますね。
ミニカーを集めていると、周辺のブツもついつい目に入ります。コイツとは目が合った、と言うべきでしょうか。
タイヤもついてないのに、ミニカーコレクションの一員であるブタさんの貯金箱。ドイツ語だと「シュパールシュヴァイン」といいます。「チョキンバコ」に比べると無駄にカッコいい響き。
初めてドイツに渡った1997年、ウォルフスブルクはアウトムゼウム(昔からある博物館)の売店で購入しました。
子だくさん、とか、見るからに貯まりそうな体形、とか、さまざまないい意味が込められていて、ドイツにおけるブタさんはシアワセの象徴なんだそうです。
そして、そんなブタさんになぜだか印刷されたフォルクスワーゲン車たち。6000万台以上、と書かれています。
1991年頃に生産台数が6000万台を突破したようで、その記念なのでしょうか。そして、同じ文言とイラストがあしらわれたミニカーのセットが存在します。空冷、水冷、合わせて17台の1/87スケールミニカーが入っていて、当時の最新ラインナップと、それまでの歴史を総括するような車種が選ばれています。
この少し前に、似た内容で5000万台セットというのがあったので、「60 Millionen」という数字になにか特別な思い入れでもあったのでしょうか。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。