091112vas0011.JPG「クルマで海を渡ってみないか?」
次のデートの誘い文句はこんなのはどうだろう?
ちょっとクサイ?
まあまあ。そう言わずに読んでみてちょんまげ!
「どこか出掛けたいけど、仕事でゆっくり休みはとれないし、お金もかかるからあんまり遠くまでは行けないないなあ」そんなぼやきが聞こえてきそうな諸氏に、今日は数時間で行って帰ってこれちゃうデートコースをご紹介しよう。

出発地は久里浜港!そう。船で海を渡り、三浦半島から東京湾を渡って、対岸の房総半島まで行くのだ。利用するのは、久里浜~金谷港まで運航している東京湾フェリー。ん?「車で行かないの?」って?んんにゃ。車ごとフェリーに乗るのだ~。高速道路の料金値下げに伴う渋滞で、最近の道路は特に土日は半端ない混み様だと思わない?普段からクルマ移動が常となっている諸氏にとってはこのサンデードライバーの急激な増加はちょっと閉口してしまいますよね。でもこのフェリー移動なら!なんせ、船ですから、渋滞のしようがないもんねー♪うふ♪

というわけで、今日はフェリーでデート♪ 港で、車検証を見せて車の長さを確認。それによって乗船料金は違ってくる。POLOなら4メートル未満なので片道3,040円。(これは自動車1台に運転者の運賃で同乗者は旅客運賃1人片道700円必要です)

091112vas003.jpgさっそく乗船。自動車専用のデッキに車を停めたら、船内では、しばらくくつろいじゃおう。まるで列車の座席のようなシートが整然とキレイに並んでいて、ここは自由席。

このほか別料金を払えばグリーン室という特別室も利用できます。船内には軽いスナックやコーヒーなどが買える売店もあって、ビールもあるけど、今日は車だからね。がまんがまん。

091112vas001.JPG船内の席も明るい日差しが降りそそいで特に窓際がとっても気持ちがいい。しばらくくつろいで、ここからの景色にもちょっと飽きてきたかな~と思ったら、デッキにも出てみよう。そこには白いテーブル&チェアのセットがいくつかあって日なたぼっこしながら、そして潮風にあたりながらの、しばしの船旅が楽しめます。ほかのお客さんがスナック菓子をあげたら、カモメが寄ってくるわ寄ってくるわ。
結構、時間かかるのかな~と思っていたら、ちょっと船内と景色をキョロキョロ見渡しているうちに、あっという間に到着。航海速度は13ノット、時速約24キロ。なんと約30分強という速さで着いてしまうのだ。

さ~て、到着ぅ~。どこに行こうか?房総半島は回れるスポットがたくさんあるけどとりあえず、すぐ目の前の鋸山に行ってみるか。なんてったって、ロープウェーでたったの5分で頂上へ。これが魅力的ですわよね。晴れてさえいれば、富士山が見えたり、絶好の景色が堪能できちゃいます。

え?知ってる?そうなのよ。アラフォー以上の知り合いに聞いてみると「あ、昔、会社のレクで行ったことある」とか結構行ったことある人、多いみたい。でも、電車で行ったんだって。若い人は意外に知らないんじゃないかな。。皆さんはどうだろう??

091112vas004.jpgその鋸山へは、金谷港で下船してすぐ目の前の海沿いの道を館山方面へ下っていけばすぐにロープウェー乗り場。

091112vas005.jpgレトロな厚口の切符に昭和の感覚を覚えつつ、ゆらゆら揺れるその車体はゆっくりゆっくり山を登っていく。
頂上からさらに崖の上まではちょっと歩くと、「地獄のぞき」など空中散歩が楽しめます。

091112vas006.jpgそして、もう1箇所くらい周りたいなあと思ったら、この鋸山にある日本寺をのぞいてみよう。こちらのお寺。くまなく回ろうと思うと相当時間を要すので、行きたいスポットを絞って周ることをオススメします。日本一大きな大仏様がいらっしゃるので、これは必見。この大仏様までは、一度ロープウェ-で下山してから、車で日本寺駐車場まで向かって行ったようがよいわよ。

鋸山の頂上からも、歩いて行けるけど、なんせ、山に作られているお寺なので、数え切れないくらいの段数の階段を上ったり下りたり、延々とその繰り返しでか~な~り~足にきます(++)

ちなみに私はこれで5日間ほど筋肉痛を引きずることになりました(^^;)お恥ずかしい・・。山好きな私も、この石段の上り下りは、普段の土の上の山歩きとはまた違って足の裏側というか、とにかく異常な筋肉の疲労を得たのでした。

091112vas007.JPGさて、お腹がすいてきたなあ~という人にオススメなこの近くの海鮮丼屋があったんだけど、今回、見つからなかった。。なくなっちゃったのかな。しかたなく、港へ戻る。ザ・フィッシュという名のお土産物センターに入ってみると、奥に意外や意外、キレイなテラスを発見。そのレストランには海鮮丼もパスタもコーヒーも何でもありました。

091112vas002.jpg房総を楽しんだら、帰りは・・。フェリーで来た同じルートを戻らずとも、陸路、アクアラインを選択してもよいのだが、私のオススメは、やはり船上からのサンセットクルーズ。東京湾フェリーのホームページには日の入りの時間も載っているので乗船時間を選ぶ参考にしてみよう。

「なんか最近デートもマンネリ化してきたよね」という貴方も「どこか連れてってよ~」とせがまれてるお父さんも"シチュエーション"で株をあげちゃおう!「きれいな夕日を見られて今日は幸せ~」と絶対感激すること間違いなしよ。 朝日や夕日のような自然の美しい景色は、その一瞬しか見れないもんね。お金で何とかするってのと違うから、だからこそ喜ばれる。そう。Priceless。(どこかのCMか?笑)
そして、何といっても「今、スイてて」おススメです!鳩山政権が発足して、近い将来、本当に高速料金が無料化されたら、この30分強で東京湾を渡れる便利な船もなくなっちゃうかも~。。急げ急げ~♪

■関連リンク:東京湾フェリー  
ここの夕日ガイドに日の入り時間も載っていて便利です。
年末年始も営業しているそうですよ。

◆新妻靖子(にいつまやすこ)
出版社を経てフリーアナウンサーに。国内A級ライセンス保持。現在も自動車、レース関係のMCに多く携わる。助手席ジャーナリスト「助手席の気持ち」ブログを展開中。


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