今年もスキーシーズンがやってきました! 以前もお話しましたが、昨年、10年ぶりくらいにスキーを再開しました。再開した理由はいたって単純。子供がスキーをする歳になったからです。ここ数年、同じような理由で、スキーに戻ってくるお父さんお母さん世代が増えているのだそうです。
カップカーでスキー場に?そんな車で雪道走れるの?と思う人もいるかもしれません。それほど過酷なところでなければ、実は問題なく走れてしまうのです。関東近辺のスキー場ならまず大丈夫です。車高が低いから『フロントのリップスポイラーを擦ってしまうのでは』と思われそうですが、以外やそんなに低くは無いのです。
レギュレーションに沿ったセッティングの中で、フロントの車高を落としすぎるとバランスを崩してしまうことが多々ありました。そのために、それほど低くならずにいるのです。しかも、ノーマルのリップスポイラーのままなのでなおさらです。去年は擦るのではないかと恐る恐る走りましたが、まったく問題ありませんでした。
昨シーズン行ったスキー場は、栃木県にあるハンターマウンテンだけでした。ハンターマウンテンならほとんど雪道を走らなくてすみますが、最後に「もみじライン」と呼ばれる有料の峠道はノーマルタイヤでは厳しくなります。チェーンを履けないGTI(ノーマルでも)でどうしようかと考えていました。そこで、見つけたのが「タイヤソックス」でした。その便利さは子供は思った以上にスキーを気に入り、タイヤソックスでは間に合わなくなりそうな感じもしたので、ついに買ってしまいました!そう、「スタッドレスタイヤ」!今どき、「スタッドレスタイヤ」を「ついに!」と言うほどか?と思われそうですが・・・車に乗り始めて四半世紀、実は初めての「スタッドレスタイヤ」だったのです。どうせ買うなら、ホイールもセットで買っておきたいと、いろいろ探しました。そんな中、いつもお世話になっている柏の「インテックオートプロジェクト」の上原さんに相談したところ「ちょうど良いものが入っているよ」とのこと。詳しく聞いてみると、性能とデザインと価格のバランスがちょうど良さそうなので、すぐに購入を決定しました。ホイールはATSの「VA Type」という5本スポーク。タイヤはBSの「BLIZZAK Revo1」。BSいわく「初めてスタッドレスを買う方におすすめ!」というもの。早速インテックでタイヤを履き換えた帰り道、常磐高速をゆっくり走りながらタイヤの感触をチェックしました。スタッドレスタイヤ独特の「ぐにゅっ」とした感じがありますが、すぐに慣れそうな程度のもので安心しました。
そして、いよいよスキー当日。早出組みは土曜日早朝から出発していましたが、ある士業の勉強会が夕方まであり、出発したのは日も暮れそうな夕方の5時半頃でした。渋滞もほとんど無く快調に東北道・西那須野インターまで行き、その後は下道で塩原温泉街を抜けてもみじラインを上っていきました。すると良い感じで路面が凍結しています。同乗者がいるのでゆっくり走りましたが、それでもスタッドレスタイヤの恩恵は十分味わえて満足、満足。
今回、お世話になったホテルは日曜日、シーズン真最中ということもあり、朝からものすごい車の数で、ゲレンデも人がいっぱい。子供たちは、先日初めて行った子供達だけのスキー合宿(相当しごかれたらしい)の成果と、絶好のコンディションのおかげで上級コースもボーゲンを巧みに操り滑って降りていけました。だんだん手がかからなくなり、こちらも好きに滑れて楽しい週末を過ごせました。そうそう、スキーの荷重移動は車の荷重移動に似ていると言われます。スキーをするときも、減速とターンのバランス、ターンから加速する時のタイミングなどを意識すると車の操縦の良いイメージトレーニングになります。
帰りは、残念ながら?路面に雪はほとんど無かったのですが、やはりスタッドレスタイヤの安心感は抜群でした。しばらくは、このスタッドレスタイヤセットが大活躍してくれそうです。ただ、困ったことが一つ。今まで車庫に、レース用のタイヤセットとまだまだ使える予備のSタイヤが数本あり、さらに普段履きのタイヤセットも加わったため車庫の奥はタイヤだらけになってしまいました。そろそろ、いらないものを真剣に片付けないと・・・あたまが痛い。