7月4日に Volkswagen GTI Cup Japan 第2戦が筑波サーキットで行われました。今年は筑波に照準をあわせて準備してきました。
ゴルフ5でGTI Cupに参戦し始めて早6年目。本業が忙しくなり、またカップカーにもそろそろゆっくりしてもらいたいという気持ちから、今年がカップカーで走る最後の年と考えていました。今回が「maniacs GTI」として走る最後のレースです。しかも舞台は筑波サーキット!車のコンディションや練習不足なんていう、言い訳は通用しません。周りからは「当然クラス優勝でしょ?」と言われるプレッシャーの中、「絶対クラス優勝!」という目標を立て自分自身を追い込んでいました。
7月3日土曜日、朝9時に筑波サーキットに到着。事前のメンテナンスをほとんどしていなかったので、フリー走行の前に最低限必要なブレーキ周り(フロントローターも交換)と下周りのメンテナンスを済ませてもらいます。その後、VTA事務局によりエアバックのキャンセルが行われ準備完了です。
5月のGOLF CUPの際に判明した、筑波サーキットでのP-LAPⅡ(自車のタイム計測機)の計測不能問題に対応して取り付けた、新しい計測器のテストも兼ねて11時からフリー走行に臨みました。タイヤが厳しいことはわかっていたのであえて無理をせず、いくつかのポイント(特にダンロップコーナーと最終コーナーの進入)の確認のみ。それでも可能な限りのペースアップをしてタイムは1分10秒9。
その後、タイヤが限界を超え左フロントタイヤのトレッドが剥離。タイムも残せないまま、15分でフリーを終えました。唯一不安だったのは、新しい計測器の設定がうまくいかずにラップタイムを表示してくれなかったこと。さすがに予選でラップタイムがわからないのはつらいので。このフリーで浜崎さんだけが1分8秒前半。ゴルフ6クラスの他のドライバーはだいたい1分9秒台半ばくらい。ゴルフ5クラスのドライバーは1分10秒前後といったところ。日曜日の予選は、6クラスで1分8秒台、5クラスでは1分9秒前半の攻防となることが予想されます。土曜日は、それきりで走行を終え、午後からは予選に向けてのメンテナンス。ブレーキパッド(前後)、ブレーキフルード、エンジンオイル、オイルフィルター、フロントタイヤを全て新品に交換。これで予選は大丈夫!のはず...
7月4日、決勝の朝は、雨は上がったものの相変わらずの湿気と暑さ。決勝終了までは雨が降らない事を祈りつつ、筑波サーキット入りました。
いつものように車検場にて、車の車検とドライバーの装備品(ヘルメット、レーシングスーツ等)の検査を受け、どちらも無事に終了。パドックに戻ると、ご近所の中村さんがうちの家族を車に乗せてパドックに到着したところでした。そして、レース仲間の上田さん親子も応援にかけつけて来てくれました。そして、同じ士業の先輩でいつもお世話になりっぱなしの山岡さんご夫婦も応援に来てくれていました。みなさん本当にありがとうございました!俄然テンションも上がります。
9時20分、いよいよ予選が始まりました。浜崎さんと共にピットロードに入り、ピット前でしばらく待機。ランプがグリーンになり、次々とゴルフがコースインして行くのを横目で見ながらクリーンラップを取るためのタイミングをはかります。しばらくしてから浜崎さんに続きコースイン。タイミングはバッチリでしたが、1コーナーを回ったところで#17白石選手がタイムアタックしてきたところとバッティングしてしまい、白石選手には大変申し訳ないことをしてしまいました。
浜崎さんとの間隔を保ちつつ、バックストレートを全開で立ちあがり、最終コーナーからアタックモードに。この日の気温湿度を考えると、クルマのベストなパフォーマンスを出せるのは1周目、もしくは2周目が限界。2周目は考えずに1アタックにすべてをかけました。1コーナー、ダンロップ、2ヘアまではあまり浜崎さんから離れていない!バックストートで少し離されるも、悪くない。そして最終コーナー。前日に唯一試せなかった、浜崎さん直伝のターンインが一発で成功。それでも最終コーナーを立ち上がってみると浜崎さんとは少し距離ができていました。
タイムは?出てない!?計測器の設定に失敗したようで、この時もタイムが車内の計測器が未表示。手応えはあったものの、タイムがわからないのは痛い。1コーナーを回ったところでコントロールタワー横にある通称ツリー(順位が上からゼッケン表示される)を確認してみるとトップが#77浜崎さん、次に#67ル・ボラン萩原さん、そして3番目に#66!なんと6クラスの数台をさしおいて総合で3位。5クラスではトップ。
しかし、ここで気を抜かずにそのままもう1アタック。また1コーナーを回ったところでツリーを確認するも順位に変動なし。試しに3周目に突入したものの、やはりタイヤのグリップが落ちてしまっているので、ここでピットイン。ピットインして自分のタイムを聞くと、1分9秒110(1周目)これは過去5年間を通してみても筑波での自己ベスト。
タイムは?出てない!?計測器の設定に失敗したようで、この時もタイムが車内の計測器が未表示。手応えはあったものの、タイムがわからないのは痛い。1コーナーを回ったところでコントロールタワー横にある通称ツリー(順位が上からゼッケン表示される)を確認してみるとトップが#77浜崎さん、次に#67ル・ボラン萩原さん、そして3番目に#66!なんと6クラスの数台をさしおいて総合で3位。5クラスではトップ。
しかし、ここで気を抜かずにそのままもう1アタック。また1コーナーを回ったところでツリーを確認するも順位に変動なし。試しに3周目に突入したものの、やはりタイヤのグリップが落ちてしまっているので、ここでピットイン。ピットインして自分のタイムを聞くと、1分9秒110(1周目)これは過去5年間を通してみても筑波での自己ベスト。
浜崎さんのタイムを聞いてみると、1分7秒973!なんと7秒台!2番手の萩原さんに約1秒の差をつけてのトップ。結局、このままの順位で予選は終了。タイヤも温存することができました。
(その2へ続く)
(Text by T.MARUYAMA)
(その2へ続く)