9月30日、アウディ ジャパンは、プレミアムSUVのアウディQ7のフェイスリフトを発表、当日発売した。
ポルシェ・カイエン、フォルクスワーゲン・トゥアレグなどとともに、プレミアムSUVセグメントをリードするアウディQ7が、フェイスリフトを実施した。エクステリア/インテリアデザインの変更がおもなトピックで、パワートレインなどはほぼ従来どおり。しかし、"エネルギーリカバリーシステム"の搭載などにより、燃費向上を果たしている。
エクステリアでは、ヘッドライトにLEDポジショニングランプを組み込んで、最新のアウディデザインを採り入れるとともに、シングルフレームグリルは縦バーを強調するデザインに変更することで、これまで以上の存在感を手に入れている。
インテリアでは、ダッシュボードの助手席側にもデコラティブパネルを配したほか、スイッチ類にクロームのリングを施すなどして、高級感を高めた。MMIはHDDタイプの最新モデルにアップデート、使い勝手が向上している。
ラインアップは3.6L V6エンジン搭載のQ7 3.6 FSIクアトロと、4.2L V8のQ7 4.2 FSIクワトロの2種類。4.2 FSIクワトロは3列シートの7人乗り。3.6FSIクワトロは2列シートの5人乗りで、3列シートの7シートパッケージがオプションで用意される。
メカニズムなどに大きな変更はないが、新型Q7では、減速時に運動エネルギーを電気エネルギーとしてバッテリーに蓄え、加速時にオルタネーターの発電量をセーブして燃費の向上を図るエネルギーリカバリーシステムを採用。これにより、従来に比べて7〜7.5%燃費がアップした。
価格は3.6FSIクワトロが740万円、4.2FSIクワトロが970万円である。
(Text by S.Ubukata)