2009年12月9日、スズキとフォルクスワーゲンは、包括的な提携関係を構築することで合意し、基本契約書に調印した。

※追記あり 2009.12.10

写真は左から、デトレフ・ヴィテッヒ(VWグループ販売担当副社長)、フェルディナンド・ピエヒ(VW監査役会会長)、鈴木 修(スズキ社長)、マルティン・ヴィンターコルン(VW会長)。

091209-Suzuki&VW-02.jpg提携により、スズキとフォルクスワーゲンは、商品ラインアップや製造・販売を相互に補完し、また、環境技術の開発を共同で行うことになった。
提携にあたり、フォルクスワーゲンのDr.マルティン・ヴィンターコルン会長は「世界の大手自動車メーカー2社が力をあわせ、困難に立ち向かっていくことになりました。今後の発展のために協力いたします。尊敬され、評価されているメーカーと協力できることは大変な誇りであります」と述べた。

一方、スズキの鈴木 修社長は「優れたクルマづくりに対するフォルクスワーゲンの情熱に感銘を受けています。両社はお互いの強みを活かして協力し、環境に最大限の配慮をしつつ、ひとりでも多くのお客様からご支持をいただけますよう、全力を尽くしてまいります」と語っている。

提携を進めるため、フォルクスワーゲンは2010年1月にも、スズキの株式の19.9%を取得。一方のスズキは株式売却で得た金額の2分の1を限度に、フォルクスワーゲン株を取得する予定だ。インドや中国といった成長著しいマーケットへの対応や、環境性能に優れた小型車の開発など、相乗効果が期待される今回の提携だけに、今後、具体的にどんな方法で自動車ビジネスをリードしようというのか、その動きから目が離せない。

(Text by S.Ubukata)

追記 2009.12.10

都内で開かれた記者会見の模様がコチラでご覧いただけます。ビデオは約1時間のノーカット版(一部途切れているところがあります)です。なかなか興味深い内容ですので、関心のある方はぜひどうぞ!

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