


フォルクスワーゲンは2013年に電気自動車(EV)を販売する予定だが、個人向けの市場だけでなく、タクシーなど、公共交通機関向けの市場にも積極的に参入することを、このコンセプトカーは物語っている。




運転席側、助手席側にひとつずつドアを持つミラノ・タクシーは、助手席側のドアを大開口のスライドドアとしたうえで、本来助手席がある場所を荷物置き場とすることで、乗降性を向上させている。
フラットな床下には45kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。これは三菱i-MiEVの約3倍の大容量だ。おかげで航続距離は300kmに及ぶという。
高い室内高とパノラマルーフが開放感を演出。ミラノだけでなく、ぜひ、東京でも走らせてほしい。
(Text by S.Ubukata)