



100km走行あたりの燃料消費量は0.91L。これを実現するために、XL1は軽量化やパワートレインの高効率化に努めている。
モノコックボディや外板にはカーボンを採用し、車両重量をわずか795kgに抑えている。空気抵抗を低減するため、前面投影面積(A)1.50m2、Cd値0.186を実現。Cd×Aは0.277m2で、これはゴルフのわずか4割に過ぎない。
パワートレインは、800cc2気筒のTDI(直噴ディーゼルターボ)と電気モーターの組み合わせ。0-100km/h加速は11.9秒、最高速は160km/hをマークする。
モーターは、エンジンと7速DSGのあいだに配置され、加速時にエンジンをアシストするだけでなく、モーターだけのEV走行にも対応する。リチウムイオンバッテリーがフル充電の状態であれば、最大35kmのEV走行が可能だ。つまり、XL1はプラグインハイブリッドなのだ。

なお、8speed.netでは、このプロトタイプの試乗リポートを近くお届けする予定。乞うご期待!
(Text by S.Ubukata)