2012年9月4日、フォルクスワーゲンAGはドイツ・ベルリンにて、新型ゴルフを発表した。
※ facebookにゴルフ7のアルバムをアップしました。こちらもあわせてどうぞ!
1974年の登場以来、コンパクトカーのベンチマークとして世界を駆けぬけてきたゴルフが、フルモデルチェンジして7代目へと進化した。
新型ゴルフは、まったく新しい横置きエンジン用プラットフォームの「MQB」を採用し、エクステリア、インテリア、パワートレイン、シャシーのすべてを一新。約100kgの軽量化と最大23%の燃費向上、先進の安全技術で、コンパクトカーの新しい基準を打ち立てることを目指す。
ゴルフ7のボディサイズは全長4255×全幅1799×全高1452mmで、ゴルフ6に比べて56mm長く、13mmワイドで、28mm低くなり、よりスポーティなフォルムを実現する。ホイールベースは59mm長い2637mmで、これにより室内長を14mm延ばすことに成功している。
ボディサイズを拡大しながら、約100kgの軽量化を果たしているのは、このゴルフ7の大きな見どころ。ボディやインテリアで最大37kgの軽量化を実現したのが効いている。
エクステリアは、ゴルフの伝統である太いCピラーと伸びやかなルーフラインを強調するデザインを継承。とくにCピラーは、ゴルフ2やゴルフ4を彷彿とさせる力強いデザインで、ひと目でゴルフとわかる個性を放っている。
フロントマスクは、ヘッドライトを水平のグリルで結ぶおなじみのデザイン。しかし、ゴルフ6に比べるとラジエターグリルは狭くなり、さらにスポーティな印象に仕上げられている。VWのバッジの両側には1本のクロームバーが配置され、これがヘッドライトを貫きフロントフェンダーにつながるデザインもシャープな印象をもたらしている。
一方、リアのデザインは、内側に向かって狭くなるテールレンズとその内部のL字型のランプが、ゴルフ6との違いを明確にしている。テールゲートの開口部は665mmで、このクラスではもっとも低いという。
エクステリア同様、インテリアも一新された。ワイドになったセンターコンソールはドライバー側に向けられ、スポーティさと高級感を高めている。センタークラスターには5インチから8インチのモニターが配置され、ナビゲーションシステムのないオーディオでもタッチパネルによる操作が可能である。
全幅やホイールベースが拡大されたおかげで、室内長は14mmの増加。後席のレッグルームは15mm、ショルダールームは31mm拡大され、よりゆとりのあるキャビンを実現する。
ラゲッジスペースは30L増えて380Lに。ラゲッジフロアの高さが選べる"バリアブルカーゴフロア"が採用されるとともに、分割可倒式の後席に加えて、助手席シートバックの前倒し機構を搭載することで、これまで以上に利便性を高めている。
ガソリンエンジンは、デビュー当初には85psと140psのTSIエンジンが用意される。140psの1.4 TSIは、気筒休止(ACT:アクティブシリンダーマネージメント)を搭載する最新のエンジン。従来の1.4 TSIよりも18psのパワーアップを図りながら、100km走行あたりの燃費は6.2Lから4.8Lに減少している。なお、スタートストップ(アイドリングストップ機構)やエネルギー回生機構は全モデルに標準装着される。ちなみに、この1.4 TSIエンジンは、ひとあし先に登場した
新しいプラットフォームをはじめ、さまざまな新技術を満載した新型ゴルフ。果たしてその走りはどう変わったのか? いまから試乗できる日が待ち遠しい。
(Text by S.Ubukata)
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1974年の登場以来、コンパクトカーのベンチマークとして世界を駆けぬけてきたゴルフが、フルモデルチェンジして7代目へと進化した。
新型ゴルフは、まったく新しい横置きエンジン用プラットフォームの「MQB」を採用し、エクステリア、インテリア、パワートレイン、シャシーのすべてを一新。約100kgの軽量化と最大23%の燃費向上、先進の安全技術で、コンパクトカーの新しい基準を打ち立てることを目指す。
ゴルフ7のボディサイズは全長4255×全幅1799×全高1452mmで、ゴルフ6に比べて56mm長く、13mmワイドで、28mm低くなり、よりスポーティなフォルムを実現する。ホイールベースは59mm長い2637mmで、これにより室内長を14mm延ばすことに成功している。
ボディサイズを拡大しながら、約100kgの軽量化を果たしているのは、このゴルフ7の大きな見どころ。ボディやインテリアで最大37kgの軽量化を実現したのが効いている。
エクステリアは、ゴルフの伝統である太いCピラーと伸びやかなルーフラインを強調するデザインを継承。とくにCピラーは、ゴルフ2やゴルフ4を彷彿とさせる力強いデザインで、ひと目でゴルフとわかる個性を放っている。
フロントマスクは、ヘッドライトを水平のグリルで結ぶおなじみのデザイン。しかし、ゴルフ6に比べるとラジエターグリルは狭くなり、さらにスポーティな印象に仕上げられている。VWのバッジの両側には1本のクロームバーが配置され、これがヘッドライトを貫きフロントフェンダーにつながるデザインもシャープな印象をもたらしている。
一方、リアのデザインは、内側に向かって狭くなるテールレンズとその内部のL字型のランプが、ゴルフ6との違いを明確にしている。テールゲートの開口部は665mmで、このクラスではもっとも低いという。
エクステリア同様、インテリアも一新された。ワイドになったセンターコンソールはドライバー側に向けられ、スポーティさと高級感を高めている。センタークラスターには5インチから8インチのモニターが配置され、ナビゲーションシステムのないオーディオでもタッチパネルによる操作が可能である。
全幅やホイールベースが拡大されたおかげで、室内長は14mmの増加。後席のレッグルームは15mm、ショルダールームは31mm拡大され、よりゆとりのあるキャビンを実現する。
ラゲッジスペースは30L増えて380Lに。ラゲッジフロアの高さが選べる"バリアブルカーゴフロア"が採用されるとともに、分割可倒式の後席に加えて、助手席シートバックの前倒し機構を搭載することで、これまで以上に利便性を高めている。
ガソリンエンジンは、デビュー当初には85psと140psのTSIエンジンが用意される。140psの1.4 TSIは、気筒休止(ACT:アクティブシリンダーマネージメント)を搭載する最新のエンジン。従来の1.4 TSIよりも18psのパワーアップを図りながら、100km走行あたりの燃費は6.2Lから4.8Lに減少している。なお、スタートストップ(アイドリングストップ機構)やエネルギー回生機構は全モデルに標準装着される。ちなみに、この1.4 TSIエンジンは、ひとあし先に登場した
新しいプラットフォームをはじめ、さまざまな新技術を満載した新型ゴルフ。果たしてその走りはどう変わったのか? いまから試乗できる日が待ち遠しい。
(Text by S.Ubukata)