2013年9月25日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、新型「ゴルフGTI」を発表、同日から販売を開始した。
初代「ゴルフGTI」が発売されたのは、いまから37年前の1976年のこと。その2年前にデビューした初代「ゴルフ」に、高性能エンジンと強化されたシャシーを与えることによってつくりあげた、画期的なスポーツモデルである。
新型ゴルフGTIは、ハニカムメッシュのラジエターグリルにレッドのラインをあしらい、また、5本スポークのアルミホイールやレッドにペイントされたブレーキキャリパーなど、標準モデルとは明らかに異なるアイテムにより、スポーティなエクステリアを実現している。
一方、室内では、チェック柄のファブリックシートやゴルフボール型のシフトレバーが、GTIであることを主張する。
搭載されるエンジンは、 2L直噴ターボの2.0 TSI。先代同様、EA888型となるが、シリンダーヘッドを一新し、吸排気の可変バブルタイミングに加えて、排気側には可変バルブリフト機構を搭載することなどにより、最高出力220ps、最大トルク350Nm(35.7kgm)を発揮する。
トランスミッションは湿式クラッチタイプの6速DSG。ブルーモーションテクノロジー(=アイドリングストップシステム&ブレーキエネルギー回生システム)の搭載などによって、JC08モード燃費は15.9km/Lを達成する。
日本での販売は右ハンドル仕様の4ドアのみで、価格は369万円。ボディカラーはトルネードレッド、タングステンシルバーメタリック、ナイトブルーメタリック、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリック、オリックスホワイトマザーオブパールエフェクトを設定する(オリックスホワイトマザーオブパールエフェクトは6万3000円の有償オプション)。
※写真は欧州仕様
初代「ゴルフGTI」が発売されたのは、いまから37年前の1976年のこと。その2年前にデビューした初代「ゴルフ」に、高性能エンジンと強化されたシャシーを与えることによってつくりあげた、画期的なスポーツモデルである。
その優れた実用性と高い運動性能はたちまちファンを魅了し、「GTI」はスポーツカーのブランドとして認知されることに。そして、ゴルフがフルモデルチェンジを実施するたびに、ゴルフGTIも進化していった。
2013年にはフォルクスワーゲンの新しいモジュラーシステム「MQB」を採用した7代目ゴルフGTIが誕生。その待望のニューモデルが、ついに日本デビューを果たしたのだ。
新型ゴルフGTIは、ハニカムメッシュのラジエターグリルにレッドのラインをあしらい、また、5本スポークのアルミホイールやレッドにペイントされたブレーキキャリパーなど、標準モデルとは明らかに異なるアイテムにより、スポーティなエクステリアを実現している。
新型では、ヘッドランプまでレッドのラインを延ばし、また、LEDフォグランプにつながるブラックのフィンを配置するなどして、先代との違いを明確にしている。
リヤでは、GTI専用デザインのLEDテールランプを採用するとともに、クロームツインエキゾーストパイプやリヤディフューザーによって、スポーティなイメージを強めたのが特徴だ。
一方、室内では、チェック柄のファブリックシートやゴルフボール型のシフトレバーが、GTIであることを主張する。
搭載されるエンジンは、 2L直噴ターボの2.0 TSI。先代同様、EA888型となるが、シリンダーヘッドを一新し、吸排気の可変バブルタイミングに加えて、排気側には可変バルブリフト機構を搭載することなどにより、最高出力220ps、最大トルク350Nm(35.7kgm)を発揮する。
トランスミッションは湿式クラッチタイプの6速DSG。ブルーモーションテクノロジー(=アイドリングストップシステム&ブレーキエネルギー回生システム)の搭載などによって、JC08モード燃費は15.9km/Lを達成する。
新型ゴルフGTIでは、フォルクスワーゲンとしては初となるプログレッシブステアリングが採用されている。これは、ステアリングの中立付近ではギア比を低く、ある程度ステアリングを切るとギア比を高くすることで、直進時には穏やかなステアリングレスポンスを実現しながら、タイトコーナーや駐車時にはクイックなレスポンスが得られるというものだ。
タイヤは、225/45R17が標準で、電子制御サスペンションのDCCを選ぶと225/40R18にインチアップされる。
ESCの拡張機能として先代GTIで初搭載されたXDS(電子制御式ディファレンシャルロック)はXDS+に進化。コーナリング時のアンダーステアを軽減する。ESCは、センターコンソールのスイッチにより、ASRの解除(1回押し)や、ESC Sport(3秒以上長押し)のモードが選択できるようになった。
エンジンやギアボックス、エアコンなどの特性を切り替えるドライビング プロファイル機能は標準で搭載。通常は、エコ、スポーツ、ノーマル、インディビジュアルの4モードだが、DCC付きを選ぶと、コンフォートモードが追加される。
安全装備については、シティエマージェンシーブレーキ、マルチコリジョンブレーキ、プロアクティブ オキュパントプロテクション、ACCが標準採用となる。
日本での販売は右ハンドル仕様の4ドアのみで、価格は369万円。ボディカラーはトルネードレッド、タングステンシルバーメタリック、ナイトブルーメタリック、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリック、オリックスホワイトマザーオブパールエフェクトを設定する(オリックスホワイトマザーオブパールエフェクトは6万3000円の有償オプション)。
メーカーオプションとしては、レザーシートパッケージ(26万2500円)、電動パノラマスライディングルーフパッケージ(12万6000円)、DCCパッケージ(21万円)が用意される。
果たしてその走りは? 近日公開の試乗記をお楽しみに! 試乗記公開しました!
(Text by S.Ubukata)