160106-BUDD-e-01.jpgフォルクスワーゲンは、2016年1月6日〜9日、アメリカのラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に、MEBモジュールを採用する初めてのコンセプトカー「BUDD-e」を出展する。

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世界最大の家電ショーにフォルクスワーゲンが展示するのは、"ワーゲンバス"、すなわち、フォルクスワーゲンタイプ2の現代版ともいえる「BUDD-e」。CESでワールドプレミアを果たすだけにその中身はピュアEV(電気自動車)であり、さらに先進的なユーザーインターフェイスやIoT技術を搭載している。

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全長4597×全幅1940×全高1835mmのBUDD-eは、ゴルフトゥーランとマルチバンT6のボディサイズを持つミニバン。フォルクスワーゲンでは、EVのプラットフォームとなるMEB(マトリクス・エレクトリック・ドライブキット)を開発中だが、このBUDD-eはそのMEBをベースにした最初のコンセプトカーになる。

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160106-BUDD-e-04.jpgBUDD-eにはフロントに100kW/200Nm、リヤに125kW/290Nmのモーターを搭載。92.4kWhのバッテリーはフラットなフロアに組み込まれ、航続距離533km、最高速180km/h、0-60mph加速6.9秒のパフォーマンスを誇る。
運転席にはフルデジタルのメーターパネルが用意され、ジェスチャーや音声、あるいは触れるだけであらゆる操作が可能となる。

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サイドのスライドドアにドアハンドルはなく、開閉はジェスチャーでコントロールする。またサイドミラーもなく、カメラによりクルマのサイドがチェックできるeミラーを搭載。リヤの設けられた「ドロップボックス」は、アクセスコードにより開閉が可能で、移動先で郵便物や荷物を受け取ることができる。

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他にもスマートフォンやスマートホームとの連携機能など、さまざまなテクノロジーが搭載されている。

フォルクスワーゲンは、これらの技術を2019年には実現したいとしているが、その際にはぜひとも、多くのファンが待ち望むデザインで世に送り出してほしいものだ。

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(Text by S.Ubukata)

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