160801-WRC-05.jpg2016年7月28日〜31日、WRC第8戦ラリー・フィンランドが行われ、フォルクスワーゲンのヤリ-マティ・ラトバラが2位表彰台を獲得した。
ラリー・フィンランドは、"森林のF1"の異名を取る高速のグラベルラリー。SS中に多数のジャンピングスポットがあり、北欧でもとくに人気の高いモータースポーツイベントだ。ラリーは、24のSS、SS距離333.99km、総走行距離1370.66kmで争われる。

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母国での開催とあって、活躍が期待されるフォルクスワーゲンのヤリ-マティ・ラトバラは、2日目のSS3でトップタイムをマークするなどして、SS5で総合2番手としたあとは、トップのクリス・ミーク(シトロエン)を追う展開に。

一方、地元出身者以外でラリー・フィンランドを制した数少ないドライバーであるセバスチャン・オジェは、SS10のヘアピンで溝に転落するというアクシデントに見舞われる。幸いリタイヤは避けられたものの、コース復帰までに16分を要し、優勝争いから離脱することに。

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3日目はSS13〜20が行われ、ラトバラはミークとの差を31.5秒から41.0秒に広げられてしまう。

最終日の4日目もこの差を縮めることはできず、ラトバラは2位でラリー・フィンランドを終えることになった。アンドレアス・ミケルセンは7位、オジェは24位でともに完走した。

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レース後、ラトバラは「地元ラリーでの3勝目は逃したものの、一貫して好パフォーマンスを見せられました。パワーステージを含めて大量ポイントが獲得できたので、ランキング3位に上がることができました」とコメント。

また、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのヨースト・カピートは、「ヤリ-マティは、地元でトップクラスのパフォーマンスを見せてくれました。悲喜交々のイベントでしたが、フォルクスワーゲン勢がドライバー部門のトップ3を占めました。ラリー・ドイチェランドを心待ちにしています」と語っている。

フォルクスワーゲンにとって地元イベントとなる第9戦「ラリー・ドイチェランド」は8月18日〜21日に開催される。

(Text by S.Ubukata)

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