2017年11月7日、フォルクスワーゲン モータースポーツは、2018年後半に投入を予定しているラリー車両「ポロGTI R5」のイメージスケッチを公開した。
「ポロGTI R5」は、FIA(国際自動車連盟)が定めるラリーカーの規定「グループR5」に基づいてつくられる車両である。
上のイラストからもわかるように、ポロGTI R5は新型「ポロGTI」をベースに開発したものだが、搭載されるエンジンなどはベース車両とは大きく異なる。
ポロGTI R5の開発は2017年から始まり、2017年内には初の走行テストが行われる見込みだ。
「ポロGTI R5」は、FIA(国際自動車連盟)が定めるラリーカーの規定「グループR5」に基づいてつくられる車両である。
フォルクスワーゲン モータースポーツは、2013年から2016年までワークスチームとしてWRC(世界ラリー選手権)に参戦し、4年連続してドライバーおよびマニファクチュアラーズタイトルを獲得。しかし、2016年にはWRCでのワークス活動を終了している。
このポロGTI R5は、WRCでの経験を生かし、WRCの下位カテゴリーである「WRC2クラス」などに参戦するプライベートチーム向けに提供するものだ。
上のイラストからもわかるように、ポロGTI R5は新型「ポロGTI」をベースに開発したものだが、搭載されるエンジンなどはベース車両とは大きく異なる。
市販版のポロGTIが2.0 TSI(200ps)を搭載するのに対し、ポロGTI R5には270psを発揮する1.6L直列4気筒直噴ガソリンターボを採用。これに5速シーケンシャルギヤボックスと4WDが組み合わされる。
ポロGTI R5の開発は2017年から始まり、2017年内には初の走行テストが行われる見込みだ。
フォルクスワーゲン モータースポーツは、レース用の車両として「ゴルフGTI TCR」を販売しているが、このポロGTI R5の販売によりラリーの世界でもプライベートチームに戦闘力の高いマシーンを提供していきたい考えだ。
(Text by S.Ubukata)