140716-GTI-02.jpgおなじみISHIKAWA ENGINEERINGの石川 隆代表が、読者の疑問の答えます。今回は「インタークーラー」について。
Q.2013年モデルのゴルフGTIに乗っています。チューニングメーカーのカタログを見ますと、同車用のインタークーラーが載っていますが、純正より社外製のほうが、よりパワーアップできるのでしょうか? また、交換するとすれば、どの点に注意して選べばいいでしょうか?

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もちろん、おすすめは「NEUSPEEDのフロントマウントインタークーラーキット」ですよ(笑)

それはさておき、なぜインタークーラーが装備されているかというと、吸入された空気は過給器で圧縮されると高温になります。そのままシリンダーへと送り込まれると異常燃焼の原因や出力低下の要因になるため、シリンダーに入る前にインタークーラーによって吸入空気を冷却しています。

ご質問の件ですが、純正のインタークーラーと社外製のインタークーラーを比較するポイントは以下の点です。もし、純正よりも優れていれば、エンジンの性能をより発揮できます。具体的にはトルクバンド域の増大とトルク、出力の向上です。エンジンにとっても良いのはいうまでもありません。

・エアフロー効率=過給された空気が圧損を受けることなくシリンダーへと送り込まれる。

・冷却効率=過給された空気の温度が純正インタークーラーよりも下がる。

・取付について=純正バンパーで取り付くかどうか。

以上の点を純正品とNEUSPEED製フロントマウントインタークーラーで比較してみましょう。

純正のインターインタークーラーは、ラジエーターとエアコンコンデンサーの間に挟まれるようにしてほぼラジエーターと同じ形状のインタークーラーが配置されています。配置としてはスペースに無駄のないレイアウトですが、他メーカーや社外製のインタークーラーと比較してもかなりの異形です。この形状からもわかるようにエアフロー効率は決して良いとは思えません。

TTを例にとると、TTSまではGTIと同じインタークーラーレイアウトですが、TT-RSは前置きのインタークーラーに変りました。この事例からも前置きのの方が性能がよいことが想像できます。そのかわり、バンパー内部のクリアランスが問題になりますのでデザインの変更も必要になります。

NEUSPEED製のフロントマウントインタークーラーは、TT-RSと同じようなデザイン/レイアウトになります。純正パンバー内部のホースメントの改造が必要にはなりますが、純正バンパーで収まります。

また、エアフロー効率を向上させるために、サイドタンクはキャスト製で均等にインタークーラーのコアを通過するようにくぼみを設けて工夫をしています。一般的な社外製インタークーラーはこの部分はアルミ板を溶接して作られています。この部分はコスト面にも反映されてますが、性能にも大きくかかわる部分です。

冷却効率は当然純正を上回り、高負荷域でも安定して吸入圧縮エアの温度を引き下げます。 

以上のことは以下のURLで確認できますのでご確認ください。

http://neuspeed.jp/n_i/48_10_95.html

(Text by T.Ishikawa)

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