161116-Beetle-3.jpgマイナーチェンジした「ザ・ビートル」に追加された新グレード「ザ・ビートル R-Line」をチェック。1.4 TSIがもたらす走りの印象は?
マイナーチェンジした「ザ・ビートル」の発表から約1カ月半遅れで登場した新グレード「ザ・ビートル R-Line」。その概要は161116-Beetle-1.jpg
というのも、このザ・ビートル R-Lineにはレギュラーモデルとして初めて1.4 TSIエンジンを搭載されるからだ。1.4 TSIは過去に限定車の「ザ・ビートル・デューン」に搭載されたのだが、その走りは思いのほか気持ちが良く、限定車だけではもったいないと常々思っていたのだ。

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そのうえ"R-Line"だけに、「ザ・ビートル ベース/デザイン」に対してエクステリア、インテリアともにスポーティな雰囲気に仕上げられており、それでいて2.0 TSIを積む「ザ・ビートル 2.0 R-Line」に比べて51万4000円も安いというのがうれしいところだ。

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ザ・ビートル 2.0 R-Lineに標準装着される3連メーターとバイキセノンヘッドライト、ダークティンテッドガラスが、このザ・ビートル R-LineではオプションのCoolsterパッケージ(21万6000円)として用意され、これを装着すると価格差は30万円ほどに縮まるが、それでも手頃に思えることに変わりはない。

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実際に走らせてみると、1.2 TSIエンジンを積むザ・ビートル ベース/デザインよりも軽い動き出し。1.2 TSIでも不満のない加速性能だが、1.4 TSIはこれに余裕が上乗せされ、低回転からトルクの厚みが感じられるのだ。

アクセルペダルを大きく踏み込んだときの吹け上がりや加速感もなかなか爽快。もちろん、絶対的な加速は211psの2.0 TSIエンジンには敵わないが、十分にスポーティな走りが楽しめる。

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一方、乗り心地は、215/55R17サイズのタイヤを履くこともあり、235/45R18を装着するザ・ビートル 2.0 R-Lineよりもマイルドで、それでいてスピードを上げたときのフラット感はまずまずと実にバランスが良い。

というわけで、もし私がこれからザ・ビートルを買うなら、このザ・ビートル R-Lineを選びたい。

欲をいえば、このカブリオレ版があったらなぁ......。

(Text & Photos by S.Ubukata)

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