151023-Corrado Sus-10.jpg20年10万kmのコラードVR6ですから、足まわりのリフレッシュは避けて通れないだろうと思っていたら、案の定......。

(取材協力:maniacsSTADIUM

クルマをリフトアップして、サスペンションを覗いてみると......。

これじゃ、交換が避けて通れないどころか、一刻も早く足まわりを交換しないと! 下の写真はリヤサスペンションですが、ダンパーがヤレでいるうえに、バンプラバーがこんな状態なのですから。

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そこで、パーツを探すわけですが、コラードのダンパーはいまでも新品の純正パーツが入手できるのですが、価格がかなり高額だったため、純正に準じるパーツでなにかいいのものがないかと探してみました。そこで、フォルクスワーゲンに純正パーツを供給しているZF社のSACHS(日本代理店:ハンズトレーディング)から出ている「アドバンテージプラス」という製品が目に止まり、価格も純正よりも安かったためにこれを選びました。

ということで用意したのがザックスの「アドバンテージプラスショックアブソーバー」と「マウントパーツ&バンプラバー」です。アドバンテージプラスショックアブソーバーは純正ダンパーに準じたシェルケースデザインやストローク量である一方、減衰力をアップすることでフットワークが高められるというリフレッシュには最適のパーツです。マウントパーツ&バンプラバーは純正同等の性能を発揮するもので、フォルクスワーゲンに足まわり部品を純正供給するSACHSならではの商品といえます。

加えて、純正のフロントロワアームを用意しました。これに組み込まれているブッシュが劣化しているとシャキッとした乗り心地が望めませんので。

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まずはフロントロワアームを交換......というところで問題発覚! コラードVR6の場合、オイルパンが干渉するため、ロワアームを留めるボルトが抜けないんです。「しかも、オートマだとトランスミッション側も抜けないんだよ」とは主治医の熊澤メカ。

やむなく、エンジンマウントを緩めてエンジンを持ち上げ、ボルトを抜いたら作業続行です。

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下の写真がロワアームの様子。どちらが新品かはいうまでもありません(笑) ブッシュを見ると、使用済みのほうは"イカのくち"のように変形していました。

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こちらはフロントのストラット。汚れているだけでなく、よく見るとダストカバーが千切れています。

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写真左下が新旧のダストカバーです。そして写真右下がアッパーマウント。右側の背の高いほうが新品で、経年経過で潰れてしまっているのがわかるでしょう。

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さらにひどい状態になっていたのがリヤ。ダストカバーに加えて、バンプラバーも千切れて粉々になっています。よくぞここまで......。

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さっそく、ダンパー4本とフロントロワアーム、そして、マウント類を交換しました。ちなみに、スプリングはこれまでのものを引き続き使用しています。

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交換後の様子が下の写真です。左下がフロント、右下がリヤです。どんな印象なのか、すぐに試してみたいところですが......。

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そのまえに、フロントのアライメントを確認しないと......。

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というわけで、ひととおり作業は終わりましたが、実は油脂類の交換が済んでいないため、日を改めてそのあたりの作業を行うことにしました。

試乗できるのはまだ先のことですね......楽しみですけど(笑)

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(Text by S.Ubukata)

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