161101-Corrado-EXT3-2.jpg2年前にスタートした「8speed 5周年記念プロジェクト」がついに完結! リフレッシュ作業を終えたコラードVR6で箱根にやってきました!
後からスタートしたゴルフ4 R32のリフレッシュはとうの昔に終わり、ちょっと焦っていたコラードの作業でしたが、ようやくドライブに連れ出すことができました。

やってきたのは、クルマ取材のメッカ「ターンパイク箱根」。おなじみ"御所の入り駐車場"には顔なじみが取材中でしたので、"湘南ビュー展望台"でまずは一息。

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あらためて外光のもとで眺めると、エクステリアの美しさが際立ちます。

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ラジエターグリルとヘッドライトまわりなんて、新車と見紛うばかりにきれい。現代のフォルクスワーゲンデザインに比べるとずっとシンプルですが、いま見ても古くさく感じないのはさすがです。

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リヤまわりも、すべすべ、つやつやのテールライトが再ペイントしたボディを引き立てています。20年以上経過したクルマとは信じられないくらい輝いていました。

徹底的にリフレッシュしたかいがあったというものです!

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ちなみに、「Speedline」製のアルミホイールはそのままですが、タイヤは新品のミシュラン パイロットスポーツ3に交換しました。サイズはオリジナルの205/50R15から少し細めの195/50R15に変更しています。

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さっそく走り出すと、2.9リッターのVR6エンジンは低回転から実に余裕がありました。組み合わされる4速オートマチックはトルクコンバーターのスリップが大きく、DSGに慣れた身には戸惑いもあります。

登り勾配でアクセルペダルを大きく踏み込んでみると、3500rpmくらいからガゼン盛り上がりを見せ、4気筒とは別次元の力強さとスムーズさを発揮しました。

個人的には鼻先の軽い2L直列4気筒DOHCの16Vが好きでしたが、135psはやや非力で、ワインディングロードの登りでは「もっとパワーがあれば......」と思ったものです。その点、190psの2.9L VR6は排気量が大きいぶんトルクにも余裕があり、ターンパイクをそれなりに爽快に走らせることができました。

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一方、現代のクルマに比べると、明らかにボディがゆるく、サスペンションの味付けもドイツ車的というより、むしろちょっとアメリカン(笑) 山道に限ればもう少しサスペンションを硬めにしても良いと思いますが......。

それでも、この組み合わせはなんとも気持ちよく、のんびり走るときなどにはちょうどいい印象です。

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とくに手は入れなかったものの、エアコンは問題なく動いていますし、ラジオもなんとか聞くことができて、これなら日常の足として快適に使えそうです。

というわけで、20年以上経ったいまでも、十分な実用性と素早い加速、そして、スタイリッシュなクーペデザインが楽しめるコラードVR6。最近街で見ることがめっきり少なくなっただけに、オーナーのYさんには長く大切に乗ってほしいものです。

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(Text by S.Ubukata / Photos by H.Uemura)

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