毎年恒例の「JAIA輸入車試乗会」で、ポルシェ史上最強の市販モデル「Taycan Turbo GT」に乗ることができました!

フル電動スポーツセダンの「Taycan」のなかで、最もパワフルなのがTaycan Turbo GTとパッケージ装着車のTaycan Turbo GT Weissach packageです。素のTaycanの最高出力が300kW(408PS)であるのに対して、Taycan Turbo GTは通常でも580kW! ローンチコントロール使用時は1000PS超えの760kW(1034PS)で、瞬間最大では815kWが2秒続くといいます。この最高出力はPorscheの市販車では史上最高です。
0-100km/h加速はTaycan Turbo GTが2.3秒。エアロダイナミクスを研ぎ澄まし、さらなる軽量化を図ったTaycan Turbo GT Weissach packageは2.2秒をマーク。そんなクルマに乗れるとは、この仕事を続けてきてよかった(笑)

今回試乗できたのは、Weissach packageではないTaycan Turbo GTでした。派手なリヤウイングこそありませんが、フロントのエアロブレードやフラップ付きのリヤスポイラーが他のTaycanとの違いをアピールしています。
さっそく運転席側のドアを開けると、カーボン製のフルバケットシートが視界に飛び込んできます。乗り降りは少し面倒ですが、シートに収まってしまえばサポートが良く、見た目以上に快適です。

最高出力1000PS超えのスポーツEVとはいえ、アクセルペダルを大人しく踏むかぎりは実にジェントルな振る舞いを見せます。乗り心地はやや硬めとはいえ、スポーツカーとしては申し分のない快適さ。高速道路では抜群のフラットさで、まさに理想のグランドツアラーという印象です。
もちろん、ただ速いじゃないのがTaycanの魅力で、コーナーではポルシェらしい機敏なハンドリングがスポーツカーであることを強調します。
注目の加速ですが、さすがにローンチコントロールを使うのは遠慮しましたが、走り出したあとにアクセルペダルを深く踏み込むと、顔面から血の気が引くほどの強い加速をタイカンできました。しかも、終始安定しきっていて、安心してアクセルペダルを踏めるのは、さすがポルシェです!
「そんな加速、どこで使うんだ?」という、そもそもの疑問はさておき、理想のEVスポーツとして、私にとっては記憶に残る一台になりました。ごちそうさまでした!

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)


