2026年1月16日、ポルシェジャパン、は同社が展開するドライビングプログラム「ポルシェ・トラックエクスペリエンス(PTX)」の2026年開催スケジュールを発表し、1月23日より予約受付を開始すると公表した。2026年は、5月に富士スピードウェイでの開催が予定されているほか、夏には鈴鹿サーキットでの実施も計画されている。

PTXは、Porscheが世界各国で展開してきたサーキットドライビングプログラムで、その起源は1974年にドイツで始まった「ポルシェ・スポーツファーシューレ」にさかのぼる。以来、50年にわたり進化を続け、現在は「ポルシェ・トラックエクスペリエンス」として体系化されたプログラムが提供されている。
3段階のレベル設定、参加者の経験に応じた構成
2026年の富士スピードウェイでの開催は、参加者のスキルや経験に応じて3つのレベルが用意される。入門者向けの「G-Force」、中級者向けの「Performance」、上級者向けの「Master」という構成で、いずれもPorsche公認インストラクターによる指導が行われる。

G-Force:参加資格なしの入門プログラム
G-Forceは、PTXの入門に位置づけられるプログラムであり、参加資格の制限は設けられていない。
サーキット走行の経験がない参加者でも申し込みが可能で、Porscheの基本的な車両挙動や安全確認、操作の基礎を学ぶことを目的としている。車両貸出プランが用意されているため、Porscheを所有していない参加者でも参加できる点が特徴である。
PTXの各プログラムの中でも、最も幅広い層を対象とした内容となっている。
Performance:中級者向け、参加実績が必要
Performanceは中級者向けのプログラムであり、一定の参加実績が参加条件として求められる。
具体的には、以下のいずれかの参加履歴が必要とされている。
- PTXのG-Forceへの参加実績
- ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京における90分間プログラム、アクセラレートプログラム、またはYoung Driver Experienceへの参加実績
- 過去のポルシェ・トラックエクスペリエンス Precisionへの参加実績
Performanceでは、高速域での走行や連続したラップ走行が含まれ、車両挙動を正確に理解し、再現性のある操作ができることが前提となる。そのため、初参加者が直接このクラスに申し込むことは想定されていない。
Master:最上位プログラム、Performance修了者限定
MasterはPTXの最上位に位置づけられるプログラムであり、Performanceへの参加実績が必須条件となっている。
このクラスでは、より高い速度域でのコーナリングやブレーキング、走行リズムの構築など、実践性の高いトレーニングが行われる。インストラクターによる管理も厳格で、参加者の技量が一定水準に達していることが前提とされている。
イベント的な体験ではなく、本格的なドライビングトレーニングとしての性格が最も強いプログラムである。
PTXは富士スピードウェイや鈴鹿サーキットといった高速サーキットを使用し、911をはじめとする高性能車両で走行を行う。そのため、参加者間のスキル差が大きい場合、安全性に直接影響する。
このためPTXでは、参加資格を段階的に設定することで、参加者の技量を一定レベルに保ち、安全性とトレーニング効果の両立を図っている。
PTXの参加資格は、単なる申込条件ではなく、G-ForceからMasterへと段階的に経験を積み上げていく成長プロセスとして設計されている。初参加者はG-Forceからの参加が前提となり、実績を重ねることで上位プログラムへの道が開かれる。
この体系的な構造こそが、PTXが長年にわたり継続されてきた理由の一つといえる。
走行時間を拡大、実践的トレーニングを重視
PTXは2025年より内容がアップデートされ、レーシングコースでの走行時間が大幅に拡充された。これにより、より実践的なドライビングトレーニングが可能となっている。座学による基礎理解から、高速域での車両コントロールやブレーキング、ライン取りといった高度な技術まで、体系的に学べる構成だ。




また、参加者自身の車両での参加に加え、911モデルを中心とした車両貸出プランも用意されている。自身のPorscheを所有していない参加者でも、最新モデルのパフォーマンスをサーキットで体験できる点は、PTXならではの特徴である。
2026年開催概要と参加費用
富士スピードウェイでの開催は、2026年5月28日と29日の2日間に分けて実施される。G-ForceおよびPerformanceは28日、Masterは29日に設定されている。参加費用(税込)は、G-Forceが21万円(車両貸出時は34万5000円)、Performanceが29万5000円、Masterが37万円(車両貸出時は56万5000円)となっている。
いずれのプログラムにも同行者プランが用意されており、見学のみの参加も可能とされている。
PEC東京との連携とブランド体験の広がり
参加資格に関わるプログラムを提供するPEC東京では、全長2.1kmの周回トラックと複数のダイナミックドライビングモジュールを活用し、初心者向けから上級者向けまで幅広い体験型プログラムを展開している。Young Driver Experienceやアクセラレートプログラム、911 GT3を用いた走行プログラムなどがその一例だ。
PEC東京は2021年10月の開設以来、地域との連携や社会的意義を重視した取り組みを進めており、こうした活動が評価され、2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーでは実行委員会特別賞を受賞している。
50年の歴史を背景に、サーキット走行を通じたブランド体験を深化させてきたPTX。2026年は富士と鈴鹿という日本を代表するサーキットを舞台に、Porscheならではのドライビングプログラムが展開されることになる。
プログラム詳細や申し込みは下記の特設リンクを参照のこと。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


