ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、2025年9月26日(金)〜27日(土)に富士スピードウェイで、ポルシェカレラカップジャパン2025 第10-11戦を開催する。今回が今季最終大会であり、FIA世界耐久選手権(WEC)富士6時間耐久レースのサポートイベントとして行われるのは初めてとなる。

接戦の総合王者争い
今年のPCCJは、4月のF1日本GP(鈴鹿)で開幕し、WEC富士で閉幕するという特異な構成だ。富士スピードウェイでは開幕前テスト、第6・7戦に続き3度目の開催で、全長4.563kmの高速ストレートとテクニカルセクションを熟知したドライバー同士の攻防が期待される。コースレコードは2022年に近藤 翼選手が記録した1分39秒768。決勝では、1.5kmのストレートからの第1コーナー突入や最終コーナー立ち上がりの攻防が見どころとなる。
PCCJはPro、ProAm、Amの3クラス混走で争われる。Proクラスが上位を占めるオーバーオール(総合)ランキングは、首位と2位がわずか1点差という接戦を演じている。第9戦終了時点で首位に立つのは#78 木村偉織選手(178点)。SUPER GTやスーパーフォーミュラ参戦経験を持つ実力者で、今季2勝を含む安定した表彰台獲得が強みだ。これを1点差で追うのが、シーズン3勝を挙げている#7 卜部和久選手(177点)。さらに、昨年王者#60 伊東黎明選手(167点)、同じく今季2勝の#99 渡会太一選手(142点)も逆転の可能性を残しており、最終2戦の結果次第でチャンピオンの座が入れ替わる可能性がある。なお、今年のポルシェジャパンジュニアドライバー#91 佐藤 樹選手も初優勝を狙い、上位陣への挑戦に意欲を示している。

#78 木村偉織

#7 卜部和久

#60 伊東黎明

#99 渡会太一
ProAmクラスでは、今季アマから昇格した#66 BANKCY選手が第9戦を終えて早くも王者を確定。第2戦から第8戦まで7連勝という圧倒的な強さを発揮しており、富士で連勝を伸ばして有終の美を飾れるかが焦点だ。一方、2位争いは#10 MOTOKI選手(143点)、#98 IKARI選手(125点)、#77 浜崎大選手(116点)、#88 Tiger Wu選手(113点)の4名が僅差で競り合っている。

#66 BANKCY
Amクラスは#16 Hiro選手が5勝を挙げ195点で首位。これを#36 Sky CHEN選手が22点差の173点で追っており、王者争いの行方に注目が集まる。さらに、ランキング3位の#17 IKEDA選手が悲願の初優勝を世界選手権の舞台で果たせるかどうかも見どころとなる。

#16 Hiro
決勝はYouTubeのライブ配信をチェック
富士大会は9月26日(金)12時20分から45分間の公式練習で幕を開け、同日16時15分から予選が行われる。決勝は27日(土)に2レースを実施。第10戦は11時15分スタート、第11戦は15時55分スタートで、それぞれ15周または30分で競われる。
両レースはポルシェジャパン公式YouTubeチャンネルでライブ配信が予定されており、シーズン王者が決定する瞬間を見届けることができる。
第10戦 決勝レース配信URL:https://youtube.com/live/EInAGME424c
※配信開始予定 9月27日(土)11:10~
第11戦 決勝レース配信URL:https://youtube.com/live/fXRDZwvAhrA
※配信開始予定 9月27日(土)15:50~
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Porsche Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。