2025年7月18日、ポルシェは2025年夏にワールドプレミアを予定している新型「911 Cup」をカムフラージュした姿で公開した。

画像1: 新型「911 Cup」がまもなくワールドプレミア

1990年にドイツでスタートした911によるワンメイクレースは、現在、F1のサポートレースとして開催されているPorsche Mobil 1 Supercup(PMSC)に加えて、Porsche Carrera Cupとして12カ国以上で開催されている。

ここで使用されるレース車両が、現行911である992.2をベースとした新型に生まれ変わり、2025年夏にはヴェールを脱ぐはずだ。そして、2025年秋には911と同じツッフェンハウゼン工場で生産が開始される予定である。

新型「911 Cup」の開発は2024年1月から始まり、フロントエンドのエアロダイナミクスの改良をはじめ、エンジン、ブレーキ、電子制御など、細部にまで手が加えられたことで、これまで以上にピュアなレーシングカーに進化したという。

開発にあたっては、「eFuelブレンド」のみを使用した。eFuelブレンドは2024年からPMSCで使用している合成燃料で、化石燃料と比較してCO2の排出量が約66%低減されるという。

画像5: 新型「911 Cup」がまもなくワールドプレミア

新型911 Cupは、2026年のPMSCや一部の国のPorsche Carrera Cupで使用されることになっている。速さだけでなく、モータースポーツにおける環境負荷低減にも配慮したワンメイクレースの行方には、これからも目が離せない!

(Text by Satoshi Ubukata)

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