ポルシェジャパン株式会社とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は2024年6⽉29⽇、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第4戦の決勝が岡山国際サーキット(岡山県)で開催された。

画像: ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)決勝

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)決勝

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PCCJ第4戦の予選は29日の午前中に行われ、#60 伊東黎明選手が開幕戦から4戦連続となるポールポジションを獲得。2番手は昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスチャンピオンの#90 呉良亮選手、3番手は今年のポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬選手。プロアマクラスのポールポジションは#9 武井真司選手、アマクラスのポールポジションは#66 BANKC選手Yとなっている。

第4戦決勝は15時からフォーメーションラップが開始され、再び全車がグリッドに整列して熱戦の火蓋が切られる。

岡山国際サーキットは、コース幅が狭いタイトコーナーが多いためレース中のオーバーテイクは難しく、各ドライバーはレース前にスタートが勝負と語っていた。

まさに、その言葉通りのレース展開となった第4戦は、ポールポジションの#60 伊東選手が好スタートを決めてトップで1コーナーを駆け抜けていく。それを2番手の#90 呉選手が追いかける形となり、3番手スタートの#91 平安山選手は出遅れて4番手スタートの#7 山田遼選手に先行を許す。

レース序盤、トップの#60 伊東は順調に周回を重ねて4周目にはレースファステストとなる1分32秒566を記録し、2番手以降との差を1秒785まで広げていく。

2番手の#90 呉選手もトップとの差を詰めるために必死の走りを見せるが、SUPER GTをドライブするなど経験値で上回る#60 伊東選手とのタイム差は広がっていってしまう。

結果、17周のレースは2位に3秒081差を着けた#60 伊東選手がトップでチェッカーを受ける。2位争いは10周を過ぎた辺りから、#90 呉選手の背後に#7 山田選手が徐々に迫り、12周目にその差は0秒189に。後方からプレッシャーを掛け続けてチャンスを狙う3番手の#7 山田選手だったが、#90 呉選手は堅実な走りでゴールまで逃げ切り2位表彰台を獲得した。

画像: ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)オーバーオール表彰式

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)オーバーオール表彰式

これで4戦連続ポール・トゥ・ウインを飾った#60 伊東選手は「スタートをうまく決めることができ、1周目に2番手との差を築けたことが大きかったと思います。それで流れを作ることができ、落ち着いてレースを戦うことができました。この調子で明日も勝ちたいと思います」と、王者獲得に向けて力強く語る。

画像: #60 伊東黎明選手

#60 伊東黎明選手

2位の#90 呉選手は「トップの伊東選手を必死に追いかけたのですが、やはり速いですね。しかも後半は山田選手に後ろから追い上げられて厳しいレースでした。でも最後まで逃げ切ることができ、PCCJ初の表彰台を獲得できて良かったです。この調子で今後も表彰台を獲得できるように頑張ります」と、初表彰台を喜ぶ。

3位に終わった#7 山田選手は「やはり予選結果がすべてでしたね。頑張って呉選手を追いかけましたが……」と語る。

プロアマクラスはクラスポールポジションの#9 武井選手がスタートを決め、その背後から#10 MOTOKI選手と#77 浜崎大選手が追いかける展開に。

3台は数珠つなぎで周回を重ねていくが、順位を入れ替えるまでのバトルにはならず、最後までポジションを守り切った#9 武井選手がクラストップでゴール。「僕とMOTOKI選手でセッティングの違いもあり、速い部分などが違っていたので、とにかくゴールまで丁寧に走ることを心掛けました。少しでもミスをしたら抜かれてしまいますからね。そのお陰で優勝できて良かったです」と、今季3勝目を上げた#9 武井選手は喜ぶ。

画像: ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)プロアマクラス表彰式

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)プロアマクラス表彰式

2位に終わった#10 MOTOKI選手は、「スタートで前に行けなかったのがすべてですね。でも明日もあるので頑張ります」と第5戦での巻き返しを誓う。

画像: #9 武井真司選手

#9 武井真司選手

アマクラスは、スタートでクラストップに浮上した#88 Tiger W選手が背後から迫る#66 BANKCY選手から逃げ切って優勝を飾る。「予選は2番手に終わってしまいましたが、決勝で優勝することができ嬉しいです」と喜びを語る。

画像: #88 Tiger Wu選手

#88 Tiger Wu選手

2位となった#66 BANKCY選手は、「クラスポールポジションだったのに、スタートに失敗して順位を落としてしまいました。そこから必死に追い上げたのですが、Tiger選手を抜くまでは行けなかったですね。明日こそはトップゴールを目指します」と、悔しさを滲ませた。

PCCJ第5戦の決勝レース(17周もしくは30分間)は6月30日(日)12時のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは第4戦と同じく、オーバーオール(総合)が#60 伊東選手、プロアマクラスが#9 武井選手、アマクラスが#66 BANKC選手Yとなっている。

画像: ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)アマクラス表彰式

ポルシェカレラカップジャパン2024 第4戦(岡山)アマクラス表彰式

なお、決勝レースの模様は下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

●第5戦ライブ配信URL(配信予定:6月30日 11時50分~)
https://youtu.be/2RDfIV9o3p8

(Text Toru Matsumura)

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