新型ポルシェ911を確認:フェイスリフトで911はハイブリッドスポーツカーに生まれ変わる。価格、デザイン、パワーユニット&装備の全情報!
※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。
新型911のワールドプレミアは2024年5月
「356」の後継モデルとして誕生したリヤエンジンのスポーツカー、「ポルシェ911」。現行モデルは、2019年以降、製造コード「992」の第8世代として生産ラインから送りだされている。ポルシェは現在、「911」のフェイスリフトに取り組んでおり、初めてハイブリッドバージョンも用意される!そして新型「911」は2024年5月28日午後3時に発表される!
価格:価格と性能はわずかに上昇する可能性が高い
現在の「ポルシェ911」の価格は122,493ユーロ(約2,057万円)からとなっているが、このモデルはもう注文できない。911は、5月28日にフェイスリフトが発表され次第、コンフィギュレーターで購入できるようになる。
デザイン:アクティブルーバーによるエアロダイナミクスの最適化
当然のことながら、デザインは大きく変更されていないが、ポルシェがまだ一般に公開する準備ができていない新しいデザイン上の特徴がいくつかある。フロントでは、バンパーのインレットにアクティブな垂直ルーバーが取り付けられている。これは、開いた状態では冷却効果を、閉じた状態ではエアロダイナミクスを向上させることを目的としている。
ポルシェはまた、ヘッドライトに新しいライトグラフィックを採用するようだ。リヤバンパーとテールパイプはさらに近づけられ、後半生にふさわしいものになるはずだ。
パワートレイン:700psオーバーも夢ではない
フェイスリフトのパワートレインについては、これまでさまざまな憶測が飛び交ってきた。しかし現在、プロトタイプの画像から、「911」には、引き続き「Carerra」、「GTS」、「GT3」、「ターボ」、「Turbo S」が用意されるだけでなく、このスポーツカーが初めてハイブリッド車として発売されることも明らかになっている。これは最近、ポルシェ自身によって確認された。ハイブリッド駆動は、ドライビングの歓びを高めるだけでなく、将来の排ガス規制への備えにもなるはずだ。
性能面では、3.0リッター6気筒ボクサーエンジン搭載の「Carerra(385ps/283kW)」から、「Turbo S(650ps/478kW)」までのおなじみのラインナップが、マイルドハイブリッドらしい小さな追加ブーストを受けることになりそうだ。700psを超える「Turbo S e-ハイブリッド」も登場する可能性がある。
装備:デジタル化が進むインテリア
「911」のインテリアも微調整が予想され、フェイスリフト後のポルシェは大幅にデジタル化される可能性がある。いくつかのプロトタイプ画像が示唆するように、フェイスリフトのコックピットは完全にデジタル化される。しかし、インテリアに加えられる可能性のある変更についての詳細はまだわかっていない。
(Text by Sebastian Friemel / Kim-Sarah Biehl / Photos by Bernhard Reichel)