ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は2024年4月26日、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第2戦 および 第3戦 Mobil 1 Challengeを、富士スピードウェイで 5⽉2⽇(木)、3⽇(金・祝日)、4⽇(土・祝日)に開催すると発表した。
富士スピードウェイのPCCJコースレコードは、2022年に近藤翼選手が記録した1分39秒768だが、3月に開催された合同テストでPCCJ初挑戦となる#60 伊東黎明選手が非公式ながら1分39秒653を記録している。それだけに今大会では、各クラスともにコースレコードの更新が期待される。
F1日本GPのサポートレースとして鈴鹿で開催された開幕戦は、4人のドライバーがシリーズエントリーするプロクラスが激しいポールポジション争いを展開。
最終的にポールポジションは、昨年SUPER GTのGT300クラスにフル参戦した経験を持つ#60 伊東選手が獲得。2番手はPCCJで優勝経験を持つ#7 山田遼選手、3番手は今年のポルシェジャパンジュニアドライバーである#91 平安山良馬選手、4番手は#66のリザーブとして参戦した藤波清斗選手、5番手は昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスでチャンピオンを獲得した#90 呉良亮選手となった。
決勝は、#60 伊東選手が安定した速さでポール・トゥ・ウィンを飾ったが、各ドライバーとも僅差の戦いを繰り広げていた。
そのため、今回の富士では#7 山田選手、#90 呉選手、#91 平安山選手の巻き返しが注目される。
プロアマクラスは、2015、2017年ジェントルマンクラスと2017年のシリーズ王者である#9 武井真司選手がロケットスタートで開幕戦を制した。
だが、昨年の同クラス王者である#10 MOTOKI選手とベテランの#77 浜崎大選手は走り慣れた富士でのレース展開も期待される。それだけに予選から激しいタイムアタック合戦となるのは確実だ。
また、アマクラスは昨年の同クラス王者で台湾から参戦する#88 Tiger Wu選手が開幕戦で優勝を飾ったが、ベテランから新人まで実力を秘めたドライバーが多く参戦しているため、実力拮抗の戦いが繰り広げられるだろう。
PCCJ 第2-3戦富士⼤会のスケジュールは、5⽉2⽇(木)の8時〜8時45分に45分間の専有⾛⾏、11時〜11時30分に30分間の予選が1回行われる。
決勝レースは、第2戦が3⽇(金・祝日)16時35分スタート(15周もしくは30分間)、第3戦Mobil 1 Challengeが4⽇(土・祝日)9 時20分スタート(15周もしくは30分間)を予定している。
なお、第2-3戦の決勝レースはポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルhttps://www.youtube.com/@PorscheJapanOfficialにてライブ配信を予定している。
(Text Toru Matsumura)