ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第9-10戦を、鈴鹿サーキットで 2023年8⽉26⽇（土）、27⽇（日）に開催すると発表した。
2001年から開催され今年で23年目のシーズンとなるPCCJ、今シーズンのカレンダーは全11戦で、ここまでに第8戦まで終了している。残るは第9-10戦、そして9月にF1日本GPのサポートレースとして開催される第11戦の計3戦になるが、その舞台はすべて鈴鹿サーキットとなる。
鈴鹿サーキットは全長5.807㎞の国際サーキットだ。コースレコードは、プロクラスが2分02秒317、プロアマクラスが2分05秒001、アマクラスが2分05秒095となっており、各クラスとも今大会でのタイム更新が期待される。
プロクラスは、開幕戦で今年のポルシェジャパンジュニアドライバーである#91 佐藤巧望選手がデビューウインを飾るが、第2戦以降は昨年3度目となるPCCJチャンピオンを獲得した#60 小河諒選手が7連勝。
ここまでベテランの#60 小河選手が、新人の#91 佐藤選手を抑えて連勝を果たしているが、#91 佐藤選手もレース経験を積むことで911 GT3 Cupを速く走らせるコツを掴めてきており、その差は確実に縮まってきている。特にこの鈴鹿は、#91 佐藤の走行経験がもっとも多いサーキットになるため、ベテラン対新人の戦いがどのような展開を見せるのか注目される。
プロアマクラスの優勝争いは、2022年プロアマクラスの王者#98 IKARI選手、2015、2017年ジェントルマンクラスと2017年のシリーズ王者である#9 武井真司選手、2022年アマクラスの王者#10 MOTOKI選手と三つ巴の戦いとなっている。
第8戦終了時点で、#10 MOTOKI選手と#9 武井選手がともに3勝、#98 IKARI選手が2勝となっており、残り3レースでの成績がポイントランキング争いを大きく左右することになる。しかも、第7戦では#63 長嶋重登選手が今シーズン初となる表彰台を獲得し、残りのレースで優勝争いに絡んでくる可能性は高い。まさに実力伯仲のドライバーが揃うプロアマクラスは、鈴鹿でも見逃すことができない好バトルを展開してくれるはずだ。
一方のアマクラスは、2019年以来のPCCJ参戦となった台湾の#88 Tiger Wu選手が前回の富士大会でも2連勝を飾り、シーズン6勝でランキングトップに立つ。それを追いかける#7 IKEDA選手、#2 林 雅弘選手、#51 春山次男選手にも優勝のチャンスは十分にあるといえる。
PCCJ 第9-10戦鈴鹿⼤会のスケジュールは、8⽉25⽇（金）の午前中に30分間の専有⾛⾏が2セッション、予選は8⽉26⽇（土）13時05分〜13時35分の1回のみを予定する。
決勝レースは、第9戦が26⽇（土）17時05分スタート（10周もしくは30分間）、第10戦が27⽇（日）10時50分スタート（10周もしくは30分間）の予定だ。
なお、第9-10戦の決勝はポルシェジャパン公式Youtubeチャンネル（https://www.youtube.com/@PorscheJapanOfficial/streams）にてライブ配信される。
（Text Toru Matsumura）
