大変ご無沙汰しております。フェルディナント・ヤマグチでございます。

画像: 大変ご無沙汰しております。フェルディナント・ヤマグチでございます。改めてよろしくお願い申し上げます。

大変ご無沙汰しております。フェルディナント・ヤマグチでございます。改めてよろしくお願い申し上げます。

だいぶ昔に、こちら8speed.netに連載の機会をいただき、2,3回ほど寄稿したのですが、それきり記事を入れることもなく、ズルズルと筆が遠のき今日に至っておる次第であります。

あの頃は確か、「Audiを小さい順にすべて乗り倒す」というような内容の企画で、A1とA3を借り出して、当時親密交際していた女性とドライブに出かけて、それをインプレッションと称して記事にするという、何ともユルい内容で進めていたように記憶しています。

しかしそのようなナメた記事が継続するはずもなく、また8speed.netのご担当の方も、原稿の催促を入れてくださらないものですから「言われないと動かないタチ」の私がキチンと書くはずもなく、連載は敢えなく自然消滅してしまった、という訳なのです。

が、ここへきて、最近いまひとつ盛り上がりに欠ける8speed.netにテコ入れし、緩んだフンドシを締め直そう、という機運が高まってまいりまして、不肖フェルにも外部から招聘された担当編集者を新たに付けて、キッチリ管理して記事を書かせるべぇ……という流れになっておる訳です。

面通しとして8speed.net代表の方と、担当編集の方と3人で飲んだのですが、お二方ともそれはそれは大変な気合いの入りようで、いまどきwebの記事に対してここまで真摯に向き合う人がいるのか、と不肖フェルも大いに感激したものであります。

内容と締め切りを決めて、「それじゃ記事の入稿を楽しみにしています。最初の締め切りは2月の22日です」「分かりました。お任せください」と熱い握手を交わして別れたのですが、何日か経つと感激も感動も薄らいでしまうものでして、そのうち締切もすっかり忘れてしまい、当日の夕刻になって担当の方から「ナメてんのか。殺すぞテメー」と激励のメールを頂戴して、いま慌てて原稿を書いている次第であります。ふだんおとなしい人って怒ると怖いですね。

と、前置きが長くなりましたが、今度こそキッチリ記事を入れて、読者諸兄にも楽しんでいただける誌面作りに邁進する所存でありますので、改めてよろしくお願い申し上げます。

で、ここからようやく本編が始まります。

VWとAudiとポルシェが専門の当8speed.net。当然この3車種に絞らなければいけません。しかしですね、実は私、先日愛車ポルシェを手放してしまったのです。

画像: 先日手放してしまった、元愛車であるポルシェ997 Targa4S。

先日手放してしまった、元愛車であるポルシェ997 Targa4S。

バイクのトランスポーターとして購入したハイエースの出来が余りにも素晴らしく、バイクに乗る時以外の時間でも、例えば通勤や近所への買い物の時も、ハイエースばかりに乗ってしまい、ポルシェに乗る機会がすっかりなくなってしまっていたのです。休みの日に箱根にでも行って飛ばしてこうようか……と思うこともあるのですが、それならバイクに乗った方が楽しい。

画像: 日常はハイエース、飛ばしたい時はバイク。その結果、997の出番がなくなってしまったのです。

日常はハイエース、飛ばしたい時はバイク。その結果、997の出番がなくなってしまったのです。

日常はハイエースで、飛ばして楽しむのはバイクで、としっかり棲み分けができてしまい、ポルシェの出番は消失してしまったのです。下手をすると3ヶ月もエンジンを掛けることがなかったりして、これでは所有している意味がない。私はコレクターではありませんからね。走らなければ意味がないのです。

画像: レアな仕様だった997Targa 4S。もしや日本に1台だけかも。

レアな仕様だった997Targa 4S。もしや日本に1台だけかも。

愛車は日本では貴重な997のTarga 4S。しかも、ボディカラーは貴重なシャンパンゴールド。羽モノ好きの私は、そこにGT3ウィングを装着して、ムダにオラオラ仕様にして乗り回していたのでした。

画像: 996および997Targaの特徴のひとつに、リアガラスがこのように開閉することが挙げられます。

996および997Targaの特徴のひとつに、リアガラスがこのように開閉することが挙げられます。

しかし、手放してみるとこれがまた寂しいのです。大して乗っていなかったのに、なくなると寂しくて仕方がない。そして最近は、「やはりもう一度ポルシェを買おうか」と考えるに至ったのです。

「バカじゃねーの」「だから取っておけって言ったじゃん」。口さがない友人たちからは散々からかわれているのですが、欲しいものは仕方がない。ましてや不肖フェルも還暦を迎えた爺さんです。あと何台のクルマに乗れるのかも分からない。乗れるうちに好きなクルマに乗っておかないと、死ぬときにそれこそ死ぬほど後悔しそうな気がしてなりません。

かくして次期フェル号ポルシェ探しの旅が始まります。
何を買うかは、まだまったく決まっておりません。

画像: 「最新のポルシェは最良のポルシェ」を実践するか?はたまた禁断の空冷911に"先祖返り"するか。乙女心のように揺れ動くのです。

「最新のポルシェは最良のポルシェ」を実践するか?はたまた禁断の空冷911に"先祖返り"するか。乙女心のように揺れ動くのです。

ド新車にするか、禁断の空冷に手を出すか。
そうした移ろう乙女心も文章にしていければ、と思料しておるところであります。乙女じゃありませんが。

(Text by Ferdinand Yamaguchi)

This article is a sponsored article by
''.