2019年6月15日(土)〜16日(日)、富士スピードウェイで開催されたポルシェジャパンのイベント「Porsche Sportscar Together Day 2019(ポルシェ・スポーツカー・トゥギャザー・デイ 2019)」。

15日の土曜日は大雨のため、開催された一部のレースは“パレード走行”になったそうですが、私が行った日曜日は雨も上がり、一日中美しく晴れわたった、まさにイベント日和。さすが晴れ女パワー!

画像1: 富士スピードウェイがポルシェに染まった日 
Porsche Sportscar Together Day 2019

しかしそのパワーをお天気に使ってしまったのか(!?)、足柄スマートインターチェンジの出口で、機械のトラブルによって30分のタイムロス。お陰で、サーキットのパドックに到着したときは「ポルシェ スプリントチャレンジ ジャパン(PSCJ)」のスタート直前!

プレスルームやラウンジに行く時間がなく、目の前のチームのピットに飛び込んでモニターで観戦することになりました。

画像2: 富士スピードウェイがポルシェに染まった日 
Porsche Sportscar Together Day 2019

ちなみに「PSCJ」とは今年から始まったワンメイクレースで、マシンは2014-2016年式の911 GT Cup Type991の「GT3-Iクラス」、2010-2013年式の911 GT3 Cup Type997の「GT3-IIクラス」、そして今年から追加になった718 Cayman GT4 Clubsport Competitionの「GT4クラス」、それ以外のオープンクラスによる混合レース。エントリーリストを見ると、「ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)」と両方にエントリーされている方も! その方は2日間で4レースに出場するという(驚)

ケイマン好きとしてはこのGT4マシンは気になるところ。レースの合間にピットツアーに参加し、車両説明を聞きましたが、「ドアなどには麻などの天然素材を固めて使用しているので硬くて丈夫なうえ、環境にも優しい」そうです。

そしてメインのレース「ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)」。そういえばいつもこのレースに参戦し、私が去年インタビューさせていただいた星野 敏選手は、このときフランスで開催中のルマン24時間レースに「ポルシェ911RSR」で参戦中。LMGTE-Amクラスのポールポジションからスタートしましたが、残念ながら結果はリタイヤ。しかし58歳でルマンに挑戦なんて凄すぎます!

今回の目玉の一つは新型911(992)が国内初の一般公開。スイッチやエンタテインメント系がだいぶ進化しましたね。これからのポルシェってこうなるようです。

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Porsche Sportscar Together Day 2019

そして今回も、現在オフで日本に帰国中のオーストリア・ブンデスリーガのレッドブル・ザルツブルクで活躍するイケメンサッカー選手、南野拓実選手も駆けつけました。南野選手はポルシェジャパンのドライビングアスリートで、自身でも日本国内にいるときはケイマンを操っているとか。ポルシェジャパンには南野選手がデザインを監修した718ケイマンモデルのラッピングカーもあります。

南野選手はサーキット初体験! それが新型911(992)で、「初めてレースのコースを走って、気持ちよかったし、思い通りのドライビングができてすごく楽しかった!」とのこと。

そして、なんといっても、私のことを覚えていてくれたことがうれしい! もしかしたらリップサービス!? それとも記憶力がめちゃめちゃいいのかしら??

画像7: 富士スピードウェイがポルシェに染まった日 
Porsche Sportscar Together Day 2019

今回、もう一つの目玉が、「Porsche Esports Racing Japan(ポルシェ Eスポーツ レーシング ジャパン)の決勝戦が行われました。

担当のポルシェジャパン松岡氏によると「世界的にEスポーツが注目される中、ポルシェジャパンとしてEスポーツをどうするかを考えた2年越しの企画です。本社も同じことを考えていて、コンセプトは同じですが使うソフトが違います。日本は独自で『グランツーリスモ』を使っての開催となりました。今回はのべ550名がゲームに参加し、そのうちのトップ10名がここに来てくれました。参加資格は18歳以上。現在は男性が多いですが、女性を増やしていきたい。リアルのスポーツよりレースのバリエーションを増やせるし、見るコンテンツとしては面白く、エンタテイメント性も高いと思います」とのこと。

私はゲームをまったくやらないのでその楽しさがいまひとつわかりませんが、タイヤ交換やタイヤ選びもちゃんと行われるんですね。

そして優勝者によるコメントでゲームがうまくなるコツは「速い人の走りを参考にして真似ること」とのこと。なんでもはじめは「真似をする」ことが大事なようです。でもこの「Eスポーツ」なら年齢に関係なく、オリンピックに出れるかもしれませんが、さすがに若い選手が多いようです。

個人的には遠くのピットに置かれていて見逃しそうになった、赤い「ポルシェ356Aスピードスター1600」がお気に入り。これはドイツのポルシェミュージアムからしばらく借りているそうなので、この後もどこかで見るチャンスがあるかも。サイドの窓が取り外し可能で、助手席シートのうえに置かれていたのが、そういえばちょっと違和感がありました。ナンバープレートはドイツ・シュツットガルトのナンバーだそうです。

画像10: 富士スピードウェイがポルシェに染まった日 
Porsche Sportscar Together Day 2019

そうそう!ポルシェジャパンの代表取締役社長の七五三木敏幸氏が7月31日付で社長を退任するというニュースが直前に飛び込んできましたが、七五三木社長はPCCJのレースで感慨深そうにチェッカーフラッグを振っていました。最後の表彰式終了後、PCCJ/PSCJの選手たちからこれまでの労をねぎらわれ、寄せ書きが渡されるという一幕も。七五三木社長は大感激で思わず……。見ているこちらまで目頭が熱くなりました。そんなシーンに立ち会えた今回のイベントでした。

画像11: 富士スピードウェイがポルシェに染まった日 
Porsche Sportscar Together Day 2019

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