2026年7月4日〜5日、Audi Revolut F1 Teamは、F1第10戦イギリスGPが開催されたシルバーストン・サーキットで、予選から決勝まで着実な進歩を示した。4日土曜のスプリントではスタートに課題を残したものの、レースペースの高さを証明。迎えた5日日曜の決勝では、ガブリエル・ボルトレトが8位入賞を果たし、開幕戦オーストラリアGP以来となる今季2度目のポイント獲得をチームにもたらした。一方、ニコ・ヒュルケンベルグはギヤボックストラブルによりリタイアを喫したものの、週末を通してマシンの競争力向上を印象づける結果となった。

スプリントではレースペースを発揮 予選は惜しくもQ3進出ならず
7月4日土曜に行われた17周のスプリントでは、ヒュルケンベルグ、ボルトレトともにスタートでポジションを落とす苦しい展開となった。しかし、その後は力強いレースペースを発揮し、ヒュルケンベルグが14位、ボルトレトが13位でフィニッシュ。スタートさえ決まれば上位争いが可能であることを示したレースだった。

続く予選では、ボルトレト車にQ1序盤でギヤボックスのトラブルが発生するアクシデントに見舞われる。それでもチームは短時間でマシンを修復し、ボルトレトは1回のアタックでQ1を突破。Q2ではターン6でのわずかなミスが響き、Q3進出まで0.03秒届かなかったものの11番手を獲得した。
一方のヒュルケンベルグも高いポテンシャルを見せたが、トラックリミット違反によるタイム抹消などが影響し13番手。決勝は中団グリッドからポイント獲得を狙うことになった。
レーシングディレクターのアラン・マクニッシュは、「スプリントでは両車ともスタートでポジションを失ったものの、レースペースは最近のレース同様に非常に力強かった。決勝ではクリーンなスタートを決めることが重要になる」と振り返り、予選についても「ボルトレト車のトラブルを迅速に修復したチームの仕事は素晴らしかった。マシンの速さそのものには手応えを感じている」と評価した。
ボルトレトが8位入賞 開幕戦以来のポイント獲得
迎えた7月5日日曜の決勝でも、ボルトレトはスタートで順位を落としたものの、冷静なレース運びで挽回。戦略を生かしながら着実にポジションを上げ、8位でチェッカーを受けた。これにより、Audi Revolut F1 Teamは開幕戦オーストラリアGP以来となるポイント獲得を果たした。

優勝は、フェラーリのシャルル・ルクレール。
レース後、ボルトレトは「ここ数戦はマシンのポテンシャルがありながら結果につながらず苦しい時間が続いていた。この結果はチーム全員への大きな励みになる。今日ようやく本来の実力を示すことができた」と喜びを語った。

さらに、「昨日はQ1敗退の危機もあったが、チームがマシンを理想的な状態に仕上げてくれたことで予選も決勝も良い結果につながった。ヒンウィルとノイブルクを含め、すべてのスタッフの努力が実を結んだ」と、チーム全体の働きを称えている。
一方のヒュルケンベルグは、スタート前から違和感を抱えていたギヤボックスがレース中に悪化。序盤にはスピンも喫し、その後ギヤボックストラブルによってリタイアとなった。
「グリッドへ向かう段階から何かがおかしかった。レースではスピンもありタイヤマネジメントが難しくなり、最終的にはギヤボックスの問題でリタイアせざるを得なかった」と悔しさをにじませた一方、「ガブリエルがポイントを獲得できたのはチームにとって素晴らしい結果だ。僕たちには速さがあることを証明できたし、流れはまたこちらに向いてくると信じている」と前向きに語った。


マクニッシュも、「開幕戦以来のポイント獲得は、長い時間をかけて積み重ねてきた努力と開発の成果だ。一方でニコのリタイアは残念だったが、チーム全体としては重要な前進となる週末だった」と総括。勢いを取り戻したAudi Revolut F1 Teamは、次戦ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)でさらなるポイント獲得を目指す。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Revolut F1 Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


