2026年4月17日、Audiは、中国のSAIC Motorと戦略的提携をさらに強化する契約を締結したと発表した。中国市場向けの新ブランド「AUDI」における次世代モデル開発を加速するもので、上海に専用のイノベーション&テクノロジーセンターを設立し、今後数年で新型車4モデルを投入する計画である。

今回の合意の中核となるのは、上海に新設される「AUDI Innovation & Technology Center」である。同施設はAUDI AG主導のもと、中国市場に特化したインテリジェント電動化技術や車両開発を担い、コネクテッドカー(ICV)の全バリューチェーンをカバーする拠点となる。AIを活用したスマートキャビンや先進運転支援システム(ADAS)など、中国ユーザーのニーズに最適化した技術開発が進められる。
また、両社は次世代プラットフォーム「Advanced Digitized Platform(ADP)」をベースとした新型AUDIモデルを共同開発する。これにより、既存ラインアップを補完しつつ、中国市場における商品展開を拡充していく。
中国向けブランド「AUDI」は2024年に立ち上げられ、「Best of Both Worlds」をコンセプトに、Audiの技術力と中国市場の知見を融合させたモデル展開を進めてきた。2025年には初のモデル「AUDI E5 Sportback」を投入し、2026年のAuto China 2026では初のSUV「AUDI E7X」を公開予定である。さらに2027年には第3のモデル投入も計画されており、今回の提携強化によりその流れを一段と加速させる。
Gernot DöllnerCEOは、「AUDIブランドと最初のモデルの成功を受け、次のステップとしてSAICとの協業による専用開発拠点を設立する」と述べ、中国市場でのプレゼンス強化に意欲を示した。
一方、SAIC Motorの賈健旭(Jia Jianxu)社長も「過去2年間の成果はパートナーシップの強さを示すものだ。今後はプレミアムEV分野での革新とリーダーシップを共同で追求する」とコメントしている。
中国市場では電動化とデジタル化の進展が著しく、各メーカーが競争力強化を急いでいる。Audiにとっても中国は最大市場のひとつであり、今回の提携深化は「AUDI」ブランドを軸とした現地戦略の中核を担う動きといえる。今後、専用開発体制と新世代モデルによって、同市場での存在感をどこまで高められるかが注目される。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by AUDI AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


