2025年12月8日、2026年からF1に参戦するAudi Formula 1 Teamが、ミュンヘンを拠点とするビール醸造会社のPaulaner Brewery(パウラーナー)と長期的なパートナーシップ契約を締結し、Paulanerがチームの公式サプライヤーに就任すると発表した。2026年のF1参戦開始を控えるAudiにとって、ファンとの新たな接点を創出する取り組みとなる。

このパートナーシップは、Paulanerが展開するノンアルコールビール「Paulaner Weissbier 0.0%」を軸に、バイエルンに根付く“祝祭(喜びを分かち合うムード)”を世界のファンに届けることを目的としている。安全や責任、そして高性能を重視するAudiの理念と、Paulanerが大切にする品質と社交性の文化が合致したことが背景にある。
将来のAudi F1 TeamでChief Commercial Officerを務めるStefano Battiston氏は、「PaulanerとAudi F1 Teamは、クラフトマンシップ、情熱、卓越性の追求といった価値観を共有している」と説明し、両社が協力することで、ファンがよりチームに近づける体験を創出できると強調した。「勝利の瞬間も、日常のひと時も、Paulaner 0.0%とともに世界中のファンが喜びを分かち合える」として、協業への期待を語っている。
Paulaner Brewery GroupのCEO、Jörg Biebernick氏も、「今回の協力は、Paulanerが重視する楽しさ、品質、そして責任を国際的な舞台で体現する絶好の機会になる」と述べ、新しい世代のモータースポーツファンとつながる取り組みを進めていく姿勢を示した。
Paulanerは1634年創業の歴史ある醸造所で、現在は80か国以上に輸出されるグローバルブランドとして知られる。
Paulanerとの今回の提携は、Audi F1 Teamにとって技術以外の側面──すなわち、ファンとの“つながり”をかたちづくる試みとしても重要な一歩である。祝祭をキーワードにした発信は、2026年の参戦に向けてファンコミュニティを広げる役割を担うことになりそうだ。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by AUDI AG)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


