2025年3月18日、Hitotsuyama Racingは、ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONEのST-Xクラスに、「Audi R8 LMS GT3」で参戦すると発表した。

スーパー耐久のST-Xクラスは、FIA GT3が参戦する総合優勝が狙えるトップクラス。ここに、Hitotsuyama RacingのAudi R8 LMS GT3が4年ぶりに戻ってきた。
カーナンバー101のHitotsuyama Audi R8 LMSをドライブするのは、A:鈴木建自選手、B:小川颯太選手、C:ジェームス・プル選手、D:猪爪杏奈選手、E:川端伸太朗選手だ。
ジェントルマンドライバーの鈴木選手は、2020年にTCRジャパンシリーズにAudi RS 3 LMSでレースデビューし、2022年からはスーパー耐久のST-Zクラスに「Porsche 718 Cayman GT4」で参戦。そして2025年は、念願のST-Xクラスに挑戦する。
エースドライバーともいえるBドライバーの小川選手は、1999年生まれの期待の若手ドライバー。レーシングカートからFIA-F4にステップアップし、その後、2023年にはFormula Regional Japanでシリーズチャンピオンを獲得。2024年にはHitotsuyama Mercedes-AMG GT4でのレース経験もある。

Aドライバーの鈴木建自選手(写真左)とBドライバーの小川颯太選手(写真右)
Cドライバーのプル選手は、2024年はST-ZクラスのHitotsuyama Mercedes-AMG GT4でCドライバーを務めた実力派で、モデルとしての顔も持つ二刀流だ。
Dドライバーの猪爪選手は20歳でレースを始め、ツーリングカーレースで頭角を現してきた。2023年にはTCRジャパンシリーズで、Saturday SeriesとSunday Seriesのダブルタイトルを獲得し、2024年からはFormula Regional Japanにシリーズ参戦している。他にもスーパー耐久やKYOJOなどさまざまなレースに挑戦し、いまもっとも輝いている女性ドライバーのひとりだ。

Cドライバーのジェームス・プル選手(写真左)とDドライバーの猪爪杏奈選手(写真右)
川端選手は、2018年にSUPER GTの300クラスにTeam TAISANからAudi R8 LMS GT3で参戦し、2020年からはHitotsuyama RacingでSUPER GTやスーパー耐久に挑戦を続けている。Audi R8 LMS GT3を知り尽くした川端選手は、今シーズンはチーム監督を兼任する。
Eドライバー兼チーム監督の川端伸太朗選手
101号車のHitotsuyama Audi R8 LMSを応援するレースアンバサダーは、寺地みのりさんと神崎りのさんのおふたりが就任する。

レースアンバサダーの寺地みのりさん(写真左)と神崎りのさん(写真右)
なお、Hitotsuyama Racingでは昨年に引き続き、21号車のHitotsuyama Mercedes-AMG GT4でST-Zクラスに参戦する。ドライバーはA:山脇大輔選手、B:ショーン・ウォーキンショー選手、C:アレッサンドロ・ブレッサン選手、D:マックス・サロ選手、E:飯島宗久選手、F:ジム・ウォルシュ選手という顔ぶれ。また、レースアンバサダーには、霧島聖子さん、鈴木南美さん、河村 澪さんが就任する。

2025年のスーパー耐久は7ラウンドが開催され、3月22日〜23日、モビリティリゾートもてぎで開幕戦が行われる。Hitotsuyama Racingがどんな活躍をするのか、今シーズンはスーパー耐久から目が離せない!
(Text by Satoshi Ubukata)